難攻不落の名城、唐澤山神社で出会った猫

難攻不落の名城、唐澤山神社で出会った猫

  • @DIME
  • 更新日:2017/10/12

■連載/ペットゥモロー通信

あの武田信玄が10回も攻めて落ちなかったという唐澤山城。唐澤山神社は、その本丸跡に建っています。

一の鳥居から先は急坂が続き、奇襲は難しかっただろうと思いますが、驚くのはこんな難攻不落の山城の上まで健康のために毎日、山道を歩いて登ってくる人たちがたくさんいることです。関東七名山に数えられる山の上の景色は、関八州随一と言われているそうですが、地元の人たちに愛され親しまれているのがわかります。

No image

営業猫部長。

唐澤山神社の宮司さん宅にいる飼い猫の中には「営業部長」の肩書きを持つにゃんこがいます。「ちゃ」はとてもオープンハート。神社を訪れる方々にとても可愛がられ、名刺を持って観光大使をしている特別な存在です。

No image
No image

「ちゃ」は、交通事故で先日亡くなってしまった「シロミ」の兄弟で、二匹は「唐澤ツートップ」と言われるほど人気がありました。

No image

雄猫のシロミは、最初「シロ」という名前でしたが、あまりにもやんちゃなので「シロミ」と女の子っぽい名前に変更したくらい。そして可愛い美形の猫でもありました。みんなから、親しみを込めて「あの狂暴猫のシロミちゃん」と言われていました。ですからいまだにシロミのお墓には猫缶のお供えが絶えないくらい、絶大な人気があります。

春はサクラ、秋モミジ。

No image

レストハウスのある広い駐車場の先にある城への入り口は、敵が攻め込みにくいような形になっていています。

No image

そこを入るとすぐに物見台があり、ここは天狗岩と言って足元は岩場、まさに物見の絶景が広がっています。城があった当時は、江戸の大火事がここから見えたのだとか。大きな岩肌から力強いパワーが伝わってきます。

No image

春と秋は「唐澤山荘」に遠くからわざわざ食べにくる人で賑わい、春の筍、秋の松茸料理が楽しめます。

今回は唐澤山荘で秋の「松茸スペシャルコース」をいただきました。スペシャルコースは予約した方がよさそうですが、その他にもコースがいくつかあります。

松茸の土瓶蒸しや、松茸の天ぷら、松茸の炭火焼きなど本当に松茸、松茸づくしのスペシャル料理でした。リーズナブルな「松茸弁当」もあり、やはり松茸がたくさん入っていてたいへんな人気。これらは各シーズン期間中の土日限定です。

No image
No image

浮かびあがった謎。

唐沢山荘を出て、その先の左手には大きな池が見えてきます。これは、直径8mもある大きな井戸(大炊の井)。築城の時に厳島大明神にお祈りしたら夢のお告げで水が湧き出たとの伝承があります。かつて一度も枯れたことが無い不思議な井戸だとか。

大雨の時は水があふれて山道を川のように流れることもあるのだそうです。

その昔、この大炊の井の水を抜いて浚(さら)った時、地表から9mも深さがあったのですが井戸の底にはさらに松の木で八角形の枠を組んだ井戸が現れ、そのさらに底は分からないほど深かったと宮司さんからお聞きしました。

そしてすべて水を抜いても、その日うちの夕方には水がまたいっぱいに満ちたとのことです。

No image
No image

今回、新たな伝説とも言えそうな話しを聞くことができました。大炊の井のそばには水神「弥都波能売神(みづはめのかみ)」をお祀りしている「竜神宮」があり、その隣には木の柵に囲まれた大きな岩があります。ところが近年、その岩に龍の姿が浮き出るようになったのです。これもまだ一般にはほとんど知られていない現象なのですが、ご神体にお仕えする龍神がその姿を現したことで、私たちに何かを教えているのではないでしょうか。

No image

そして井戸はこの他に本丸の後ろに「車井戸」というのがあるのですが、この「車井戸」も浚(さら)ったところ、北の方角に向かって横穴が現れ、板の蓋がしてあり、城が攻められた時の抜け道でもあったのでしょうか…『謎は謎のまま』。

No image

つわものどもが夢のあと。

このあたりは「ちゃ」や「シロミ」などの若いにゃんこたちが桜の木に登ったり、追いかけっこしたりしていても、時がゆったりと流れるような静かな空間を感じさせます。

No image

そんな静けさの中に、夏は木陰、冬は陽だまりの中で、宮司さん宅のにゃんこたちがくつろいでいます。どの子も人なつこく毛並みがきれいです。

No image

神橋の下は空堀になっていますが、四つ目堀と呼ばれ、防御上もっとも重要な堀です。当時はもっと深くて広かったようですが、今はにゃんこたちが駆け回る遊び場になっているようです。

No image

その右手前には「天慶夢」と書かれた水琴窟があり、竹筒が突き出ています。そこに耳をあてて心静かに耳をすませば、美しい音色が響いてきます。

No image

神橋を渡った先の左に分かれる枝道を少し登ると、三の丸跡に出ます。ここは訪れる客をもてなす応接間があったところ。現在ここには屋根とベンチがあって見晴らしの良い景色を見ながら休めるようになっています。

さらに登ると二の丸跡に出て、そこには神楽殿があります。その隣の大きな石碑からは強いパワーを感じました。ここから本丸跡に行く急な階段があるのですが、そこからは行かずに、右手のなだらかな山道を進んでみましょう。

神域へ。

関東地方では珍しい高石垣を回り込んでいくと、社務所、手水舎(てみずや)を通ってさらに神門をぬけて社殿に向かいます。

No image
No image

神門をくぐりぬけた時、その場の空気が神域に入った!という感覚。この唐澤山城の本丸があった場所は、冬でも足元から暖かいエネルギーを感じることができるだろうことを確信しました。

No image
No image

ここで不思議なことが起こりました。

拝殿の前に立ち二礼二拍手をしている時、爽やかな風が後方から静かに吹いていました。すると、同時に前方のご神体のある拝殿の奥の方から暖かい風が吹きつけてくるではありませんか!
これほど強いエネルギーが来たのを体験したのは初めてで心に強く残りました。

弓の名手の「勝守」。

社務所におりて御朱印をお願いしている間、その先にある南城館跡で、晴れた日にはスカイツリーが見えると言う絶景を堪能するのもいいですね。
※ 唐澤山にはライブカメラがあります。
http://www.karasawayama.com/

No image

御朱印は四季折々に変わり四種類あります。また、お正月には特別の御朱印がありますので、初詣にいらっしゃった時には忘れずにいただいていくことをお勧めします。

No image

御朱印の他にお守りもいろいろありますが、特におすすめは「勝守」です。唐沢山神社のご祭神である秀郷公が弓矢の名人であったことからきています。

No image

唐澤山神社のある栃木県佐野市は、佐野アウトレットや佐野厄除大師、佐野ラーメン、B級グルメで有名な「いもフライ」、「耳うどん」など盛りだくさんです。

秋には唐澤山で紅葉を愛でながら営業猫部長「ちゃ」の接待を受け、松茸料理に舌鼓をうって、帰りにアウトレットをのぞいてみる、なんていかがでしょうか。

イスラム教徒にもOKな佐野の「ハラールラーメン」も外国の方に人気ですよ。

No image

※唐澤山ではこの秋、2017年11月25日・26日に「全国山城サミット」が開催されます。

文 Spirit Master 浜島 鳳翔
撮影 ケモノの写真作家 小山 智一(NeCozou)

No image

※御朱印は基本バージョンの他に季節によって変わる限定バージョンがあります。

唐澤山神社
栃木県佐野市富士町1409
http://www.karasawayama.com/

祭神:藤原秀郷  平安時代中期の貴族、豪族、武将。平将門の乱で活躍。
別名:俵藤太(たわらとうた)

Spirit Master 浜島 鳳翔(はまじま ほうしょう)
占術、御祓い、施術、潜在能力開発など、魂と対話するスピリットマスター。毎日を幸せに暮らせる「プチ魔法」を紹介するおまじないブック『しあわせのねこまじない』著。PETomorrowの猫占い「はっぴーにゃんこ」担当。
http://www.luckyforshow.com/

ケモノの写真作家 小山 智一(NeCozou)
クリイティブディレクター、コピーライター、グラフィックデザイナー、エディター、そしてフォトグラファーとその全てをひとりで熟す異色の写真家。
http://ne-cozou.com/

ケモノの写真作家 小山智一からのお願い。

猫島と言われる場所など、様々なところへ猫と会いに行きますが、神社・仏閣、公園などには特に捨て猫が多いですね。猫がいる場所を見て人間が「ここなら…」と思い捨てていくのでしょうが、本当にそこは猫にとって良い環境なのでしょうか?餌の心配はもちろんですが、同時にテリトリー(縄張り)の問題もあります。先住猫はテリトリーを侵略されるとそれを守ろうと必死で戦います。また捨てられた猫もそのテリトリーを奪おうと必死に戦います。たとえ仔猫であっても容赦をしない場合もあります。猫には猫の掟があります。だから安易に捨てないでくださいね。先住猫も捨てられた猫も、お互いにかわいそうな思いをしてしまいます。

構成/ペットゥモロー編集部

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

コラム総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
美人よりも!? 「ちょいブスのほうがエッチで興奮する」男の本音4つ
【お値段以上すぎ】1690円のニトリ抱き枕、中毒者が後を絶たないワケ
【中国】天空でガラスの橋が割れていく...! 驚きの瞬間をとらえた動画が拡散中 / その真相が明らかに
疲れた脳を休ませる3つの睡眠習慣
「ガソリン代を出さない友人」に不満 「儲けようとするのはセコい」と賛否両論の声
  • このエントリーをはてなブックマークに追加