パンケーキ、かき氷、赤身肉、トレンドを作った「平成グルメ」振り返り

パンケーキ、かき氷、赤身肉、トレンドを作った「平成グルメ」振り返り

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  • 更新日:2019/01/12
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平成最後の集大成として、一度、各年にブームが起きた「平成グルメ」を振り返っている後編。平成元年(1989年)~平成29年(2017年)までに流行したグルメを前編・後編に分け、食のトレンドに詳しい「ホットペッパーグルメ外食総研」上席研究員の有木真理さんの解説の下、紹介する。最後にはホットペッパーグルメ外食総研による、平成グルメ振り返り総論も!

前編はコチラ

平成25年(2013年)

●ポップコーン

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2013年に「ギャレットポップコーン」が原宿にでき、大行列。これを機に“高級ポップコーン”が大ブームに。その影響でポップコーン以外においても“既存商品の高級化”が起こった。例えば、キットカットの高級版で専門店がオープン等。安価なお菓子の高級版のはしりがポップコーンと言える。

平成26年(2014年)

●パンケーキ

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「bills」の上陸で新たな食感ふわふわ系パンケーキが広まった。「Eggs’n Things」の、ソフトクリームさながらのたっぷりクリームの載ったパンケーキも海外から上陸し、大行列となった。

●ビアガーデン

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「ビアガーデン=サラリーマン×ビール」のイメージから進化。女性をターゲットにしたビアガーデンが銀座、浅草、白金の八芳園などに登場し、従来のイメージに大きな変化が。

その後、屋外でBBQを楽しみながら飲めるビアガーデンが登場するなど、従来のBBQとビアガーデンの垣根が崩壊。グランピング形式なども登場し、ビアガーデンはさらに進化を遂げて手ぶらBBQも一般化した。

平成27年(2015年)

●かき氷

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2015年前後から、かき氷ブームが起きた。2014年、六本木にかき氷カフェバー「yelo(イエロ)」がオープンし、深夜まで大行列に。今まで安価で大衆的だったかき氷が贅沢スイーツになった。ティラミス風かき氷やお酒の入ったかき氷も登場し、飲んだ後の二軒目に食べに行く女性も続出。全国的なかき氷ブームとなり、全国各地で水や蜜にこだわりの強い老舗店にも注目が集まるようになった。専門店も増え、フレッシュフルーツを使ったものや、中には納豆をかき氷に、といった変わり種まで登場。

●焼き鳥店の高級化

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大衆的メニューの代表だった焼き鳥が高級化。希少部位を味わえたり、炭の産地にもこだわって焼くスタイルが広まったりして、ワインなどを合わせて楽しむ高級店がブームに。カウンター型の寿司屋的な形態も広がり、接待などにも使われるなど利用シーンにも広がりを見せた。

●赤身を中心とした肉ブーム

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輸入肉ではなく、和牛の中でも赤身肉に注目が集まる。脂質が少なく、ビタミン豊富な高タンパク部位として、ロカボ、健康志向が広まる中でブームになる。

平成28年(2016年)

●餃子

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餃子の「ネクタイゆるめてビールと共に…」といった昔ながらのスタイルから変化が起きた。おしゃれなお店や、メニューや具材のバラエティに富んだお店が登場し、シャンパンと餃子を楽しむなど新しいスタイルも。餃子好き女子「餃女(ギョウジョ)」も登場した。

●「一人〇〇」

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鍋や焼肉など、従来みんなで集まって食べる料理を、一人で楽しめる店が注目された。肉を1枚から注文できる焼肉屋も登場し、一人でご飯を食べる“個食”を肯定的に受け入れる雰囲気が定着した。

平成29年(2017年)

●レモンサワーブーム

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従来からレモンサワーはオヤジ系居酒屋の定番だったが、食品業界全体の健康ブーム・低糖質ブームと、昭和系居酒屋ブーム・横丁ブームによって若い人の間でレモンサワーに注目が集まった。さらにカッティングにこだわったレモンを使ったり、グラス全体が黄色く見えるほど大量のレモンを使用したりするなど、“進化系”レモンサワーが登場したことが、ブームを後押しした。

●サラダブーム

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健康ブーム・低糖質ブームの影響で、わき役だったサラダが主役になった。また、ビタミン、ミネラル、タンパク質、食物繊維などの栄養素をバランス良く一つのサラダに盛り込んで、1品で必要な栄養を摂取できるサラダを提供する専門店も登場。色とりどりのサラダはSNS映えもすることもありブームとなった。

平成グルメ「振り返り総論」

平成グルメはどんな風に変化して、今後、どんな方向に向かっていくのか。

「平成のグルメトレンドは、30年間に渡って景気変動やライフスタイルの変化に伴い、大きく変化してきました。バブル期には高級レストラン。バブルがはじけたら食べ放題や激安グルメの登場。そして、女性の社会進出に伴い、中食が進化すると共に、外食には特別感が求められるようになると共に、エンターテインメント性も求められるようになってきました」

またホットペッパーグルメ外食総研によると、昨今、未曾有の震災が続いたこともあり、90年代からの「コト消費」に続く「イミ消費」の流れが食にも起きてきているそうだ。健康維持、環境保全、地域活性、他社支援などの考え方の下、例えば、オーガニックや化学調味料不使用などの“いいもの”を提供する「イートグッド」や「どうせなら地域や人の役に立つものを…」という地産地消、ふるさと納税などが注目されている。

平成グルメを振り返ってみると、懐かしいながらも、いまだにブームが続いているものもある。平成最後の時期に、これまでの平成グルメを改めて“食べ”ながら振り返ってみるのもいいかもしれない。

2018年のグルメトレンドと2019年のグルメトレンド予測はこちら!

(画像はすべてイメージ)

【取材協力】
有木 真理さん
「ホットペッパーグルメ外食総研」上席研究員
リクルートライフスタイル沖縄の代表を務めると共に、ホットペッパーグルメ外食総研の上席研究員として、食のトレンドや食文化の発信により、外食文化の醸成や更なる外食機会の創出を目指す。自身の年間外食回数300日以上。ジャンルは立ち飲み~高級店まで多岐にわたる。趣味はトライアスロン。胃腸の強さがうりで1日5食くらいは平気で食べることができる。
https://www.hotpepper.jp/ggs/

取材・文/石原亜香利

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