東京モーターショーでオヤジが足を止めた気になるクルマ&バイク全32台!

東京モーターショーでオヤジが足を止めた気になるクルマ&バイク全32台!

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  • 更新日:2018/01/11
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■Introduction

活動を休止していた両国モーターズのメンバーが久々に集まった。その理由は第45回東京モーターショー2017を通じて2018年の展望を予測するためだった。まあ、本音はクルマ好きなので一刻も早くモーターショーが見たかったこともあるが。両国モーターズのメカニック小野田さん。ドライバーKENちゃん、カメラマン小平さんの3名は早速、会場に突入した。まだ、早すぎるためカバーを掛けられたままの謎のモデルもあり、それがフェラーリかどうかで喧々ガクガクの議論が交わされた。最初に言っておくが、オヤジたちが好きなのは、イチにスポーツカー、二に速いクルマ、三四ががなくて五にフェラーリとポルシェである。ハイブリッド、EV、自動運転に好意的なのは新しいモノ好きの小平さんだけだった。私は二輪担当で参加する。

今回はコンセプトモデルにEVが多数展示され、テーマは「世界を、ここから動かそう。 BEYOND THE MOTOR」なので、オヤジの視点はかなりズレているのかもしれない。そんな一抹の不安を感じつつ全てのブースを回った。

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まだカバーが掛けられていた謎のモデル。このシルエットはフェラーリかもしれない。と言いつつ後で確認するのを忘れた。

■世界初公開の三代目センチュリー

両国モーターズが最初に足を止めたのはトヨタの最高級車、新型『センチュリー』である。5リッターV8直噴エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせている。ホイールベースを拡大してドアの開口高さを広げるなど後部座席ファースト仕様になっている。小平さん曰く、もっとコンサバで観音開きにして欲しかったそうだ。私から見れば充分コンサバで伝統的デザインに見える。しかし、二代目は国産車唯一のV12搭載車だったのに、今度はV8になってしまったのは残念である。

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どこから見ても公用車か社用車にしか見えないデザイン。日産『プレジデント』が生産終了したいま国産高級車と言えば『センチュリー』である。

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リヤコンビネーションランプは和の光をイメージしているというが、よく分からなかった。

■漆黒のTOYOTA『GR HV SPORTS concept』

こちらも世界初公開となるトヨタの新スポーツブランドGRのコンセプトカー。スポーツカーと環境技術を融合させたという。2シーターオープントップでWEC(世界耐久選手権)を戦うハイブリッドレーシングマシン『TS050 HYBRID』を思わせるデザインと言われている。「TS050 HYBRID」で鍛えたハイブリッド技術「THS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)」を搭載。ボタンひとつでマニュアルモードへの切り替えが可能で、オートマチック車でありながら6速マニュアル車のような操作を楽しめるHパターンシフトを採用とのこと。これならオヤジも納得と思いきや、ハチロクに似たフォルムがお気に召さなかったのか特に感想ナシ。

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『GR HV SPORTS concept』のサイドビュー。GRとはトヨタのモータースポーツ部門であるTOYOTA GAZOO Racingが由来。ハチロクをベースにしたGRモデルも発表されている。

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こちらがレーシングマシンの『TS050 HYBRID』である。2.4リッターV6ツインターボに8MJ対応のHYBRIDシステムを組み合わせて、総システム出力は何と1000PS!

■完成度が半端なく高いダイハツ『DN COMPAGNO』

日本発祥と言われた4ドアクーペを復活させた新生ダイハツのコンセプトカー『DN COMPAGNO』は、一見2ドア、実は4ドア、でもドアの開け方分かりません。みたいな小型車である。ターゲットはシニア世代、逆スラントノーズに丸型ライト、サイドモールなどを取り入れて斬新なデザインを実現している。これと同時に展示されていたのが『コンパーノ・ベルリーナ』である。2ドアセダンでデラックスモデルは内装木目パネルにナルディ風の3スポークステアリングなどを搭載。デザインはイタリアのカロッツェリア、ヴィニャーレである。KENちゃんが興味を示したのはこちらのオリジナルモデルの方、オレンジの塗装の艶がいいらしい。確かに新旧並べると私も1963年モデルの方が魅力的に見える。

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現代によみがえったコンパーノ『DN COMPAGNO』、残念ながら市販予定はないようだ。

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コンパーノはOHV800ccエンジンを搭載した『コンパーノ・ライトバン』からスタートして、ワゴン、セダン、コンバーチブルが発売された。

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『DN COMPAGNO』は2ドアのように見えて4ドアなのである。

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新旧2台のコンパーノが並ぶ。DNとはDAIHATSU NEWNESSの略で新生ダイハツを意味する。

■ポルシェはミントコンディションの『PORSCHE 356 Speedstar』を展示

ポルシェブースで、911のオーナーでもある小野田さんが足を止めたのは356の前だった。ポルシェが初めて製品名にポルシェの名前を使ったモデルである356は1948年に試作モデルが作られ、1950年に販売が開始された。中央が折れたV型フロントウインドシールドのカーブが美しい。ポルシェが新型を発表したのはカイエンとパナメーラ・スポーツツーリスモなのだが、そこには目もくれず、『911 GT3 Cup』に直行。4リッター水平対向6気筒エンジン、NaturalAspirationで500ps/8250rpmを叩きだすGT3のワンメイクレース用のモデル。小野田さん曰く金に糸目を付けずに作った911で、マニュアル仕様もあるのだ。マニュアルよりPDKの方が速く走れると思うのだが、そこがGT3のこだわりに違いない。RRの911は今でも運転が超難しいのでアクセル踏めば速く走れるハイテクスポーツカーと違い真のポルシェ使いにしか乗れないモデルなのだ。まあ、2000万円以上なので財力もないと手が届かないのだ。

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ポルシェ博物館から海を渡って展示されたオリジナルの356を展示。

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ポルシェカレラカップ用のレーシングカー『911 GT3 Cup』。もちろん公道は走れない。

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こちらはほとんど同じ仕様で公道が走れる普通の『911 GT3』。リアウイングが凄い。軽量化のために後部座席は外されている。

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KENちゃんが気になったのは、レクサス『LS500h EXCLUSIVE 2WD』。正確に言えばHYBRIDではないクーペの『LC500』に乗った時に5リッターV8エンジンの音が良かったそうだ。金属をふんだんに使った1000万円の音質だったとのこと。

■アウディ『R8 Spider V10 Plus』で大はしゃぎ!

アウディTTクーペを駆ってサーキット走行を楽しむ小野田さんの目にとまったのは、アウディのフラッグシップスポーツカーの『R8 Spider V10 Plus』である。これは『R8 Spider V10』の上位モデルで、積まれる5.2リッターV10エンジンは『R8 Spider』よりも70PS向上した最高出力610PS、最大トルクは560Nmを絞り出し、最高速度は328km、100km到達まで3.3秒となる。トランスミッションは7速Sトロニックで4輪駆動システムQuattroを搭載。新開発の電子制御油圧多板クラッチが数ミリセカンドで、前輪に伝わるトルクを調整する。フレームにはアルミとCFRPを組み合わせたASFを採用すると同時に軽量バケットシート、カーボンセラミックブレーキ、軽合金鍛造ホイールなどにより、乾燥重量1695kgを達成。『R8 Spider V10』よりも軽量化を果たしている。

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フロントのエアインテークが大型化されバーチカルフィンを装備。LEDヘッドライトはワイド化されている。

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軽量バケットシートを装備してレーシーな雰囲気を漂わせる。軽量化のためにカーボンも多用。

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コクピットに座ってご機嫌な小野田さん。アウディはBMW、ポルシェやフェラーリと違って運転中に安定感があり、何をやっても大丈夫と思わせてくれるそうだ。他のクルマは限界まで攻めるとヒリヒリするという。

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KENちゃんもドライビングポジションを確認していた。ちなみに幌は時速50km以下なら走行中も開閉可能。

■マツダで真っ赤な『ROADSTAR RF』に遭遇

マツダブースで目を惹かれたのが真っ赤なロードスターだ。これはソウルレッドクリスタルメタリックという色で『CX-5』などに採用されている赤だそうだ。つまりこの色のロードスターはまだ存在しなかったのだ。地味な展示に盛り上がったが、マツダの目玉は2つのコンセプトカーであり、コンパクトハッチバックの『魁 CONCEPT』とデザインコンセプトの『VISION COUPE』である。2019年にはSKYACTIV-X搭載モデルを市販する同社が、どんなデザインを選ぶのか興味津々である。

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『ロードスター RF』の商品改良車。具体的に改良とはカラーリングとツートンルーフの設定を拡大したことらしい。

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ルーフはピアノブラックに仕上げられている。

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こちらは特別仕様車の『RED TOP』。ダークチェリーのソフトップを採用。

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内装はオーバーン(赤褐色)と呼ばれるナッパレザーインテイリアに統一されている。

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デザインコンセプトの『VISION COUPE』は魂動デザインを深化させたという。

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現代のクルマがどれだけ電子化されているかをLEDの点灯で表示する展示。想像以上にクルマは電化されていることが分かり一同驚きを禁じ得ない。

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『メルセデスベンツAMG GT R』はコガネムシ色に光輝くカラーが目立つ。4リッターV8にツインターボを搭載して最大出力585PS/6250rpm、最大トルク700Nm。

■イケヤフォーミュラが『IF-02RDS』を展示、V10エンジン開発中!

純国産のイケヤフォーミュラがナンバーを取得したロードゴーイングスポーツカー『IF-02RDS』を展示。この車両にはホンダ『S2000』の2リッター4気筒DOHCエンジンをベースにターボ化したものを搭載しているが、その真の目的は自社開発した4リッターV10エンジン「IF-V10E」を乗せることだ。ミッションは同社の特許技術を使ったシングルクラッチ・シームレス・ドグミッション「IST」を採用。まさに下町ロケットのようなプロジェクトだが、辛口モーターズも影ながら応援したい!

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さまざまな走行試験のために公道走行に必要なナンバーを取得している。

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こりゃ段差に弱いなと余計な心配をするKENちゃん。

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「IF-V10E」エンジンのモックアップも展示されていた。高回転型で音がいいのが特徴だという。

■BMWは2台のコンセプトモデルでゴージャスな雰囲気

BMWはカバーがかかっていたので、アンベールされたら見たいというモチベーションで、わざわざ引き返して見に行った。『Concept 8 Series』は長いエンジンフードに低いルーフラインでちょいワルオヤジに似合いそうだ。フロントのキドニーグリルのバーチカルグリッドの本数が少ないのがいい。レクサスは細かすぎなのだ。この間隔の広さがパワフルなエンジンが空気を必要としていることを連想させてくれる。インテリアはメリノレザー、スワロフスキー製のアイドライブコントローラーなどバブリーテイスト満載である。『Concept Z4』先ほどとは逆に短くなったエンジンフードとワイドなキドニーグリルにメッシュ・インサートが精悍な印象である。LEDライトは2段式でキリリとしている。ハイブリッド嫌いの小野田さんとKENちゃんに好評だったのがプラグインハイブリッドの『i8』である。スポーツカーなのにリッター19.4kmと燃費が良く、フロントに電気モーター、リアには3気筒ツインターボエンジンを搭載する。100km到達タイムは4.4秒。ボディのベースはCFRPを採用する。

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ラグジュアリークラスの8シリーズの『Concept 8 Series』。

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駆け抜ける歓びを純粋に表現した『Concept Z4』は数年後に発売か。

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狭い駐車場でも開けられそうなガルウイングの『i8』

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ワイドなサイドシルのおかげで狭そうに見えるがポジションは意外にラクだという小野田さん。

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ホンダのスポーツカー新型『NSX』は直噴V6ツインターボをミッドシップに搭載したハイブリッドシステムを採用。細身のLEDライトが渋い。

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早速、KENちゃんがポジションをチェック。これはゆとりがありそう。

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商用車もチェックするKENちゃん。いすゞ『FD-Si』は2トン積み配送トラックのコンセプトカーである。

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トヨタ『LCV』は商用版のコンセプトモデル。画像は宅配バンを想定した『LCV D-CARGOコンセプト』で運転席1名分であとは積載スペースになる。

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トヨタ『JPN TAXI』に興味を示すKENちゃん。低床フラットフロアと左側の電動スライドドアにより、車イスでの乗車が可能になっている。

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2人がのぞき込んでいるのはトレーラーヘッド、スカニア『P410』。こっちは現行モデルでアンベールされた新型は『R500』であ〜る。

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KENちゃんはコックピットに座ると欲しくなるという理由から試乗を辞退していた。

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遠くからKENちゃんが見ているのは、ホンダ『Monkey 125』のコンセプトモデル。50ccで生産完了となったモンキーの125ccバージョンで車格も大型化している。

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1962年に発売されたスーパーカブ『CA100』という北米輸出仕様。仕様は初代スーパーカブ『C100』とほとんど同じだが、法規の違いにより2人乗りに対応したダブルシートとタンデムステップが装備されていた。カラーリングがお洒落だ。

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『C100』にインスパイアされたコンセプトモデル『Super Cub C125』。125ccエンジン搭載。フロントにディスクブレーキ採用。評判が良ければ市販されるという噂もある。

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ヤマハは二輪から発想した四輪ということで前後2輪の4輪LMWを展示。水冷2モーターと発電機専用エンジン搭載。前後2人乗り。4輪がバンクするならバイク感覚で乗れるかも。

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こちらも参考出展のヤマハ『NIKEN』。フロント15インチ倒立フロントフォークの前2輪、うしろ1輪の三輪スポーツモデル。水冷直列3気筒エンジン搭載。2輪よりバンク角が浅そうだが、安心してバンクできるのだろうか、サーキットで試乗してみたい。

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こちらはすでに市販されているカナダBRP『Can-AmSpider F3-S』である。車高が低いのでカートのような気分が味わえる。

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ヤマハ『UNLEASHED PROTOTYPE』はリアインホイールモーターを搭載してリチウムイオン電池で走る二輪車だ。従来のアクセルでは速度の制御が難しそうに思える。

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時速200kmでのサーキット走行に挑んだヒト型自律ライディングロボット「MOTOBOT」は滅茶苦茶速い! バレンティーノ・ロッシのラップタイムには及ばなかったが。

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「MOTOBOT」の操るマシンをライダーの目線から見られるビデオが上映された。

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マン島ゼロチャレンジクラスに5年連続参戦、3連覇を成し遂げたチーム無限『神雷 六』が展示された。『神雷 伍』と比較して最高速アップと低騒音化を果たした。カーボンモノコックボディーに油冷式三相ブラシレスモーターを搭載。最高出力120kW(163.2PS)、最大トルク210Nm。

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フロントサスペンションは金属バネを使わないショーワの最新モデルSFF(Separate Function Front Fork)-Airを採用。窒素ガスのガス圧を使って反力を得るエアサスである。ブレーキキャリパーはニッシンの4ピストンを採用。

写真・文/ゴン川野

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