あの頃これが欲しかった!個人でも映画が撮れた家庭用動画撮影機「8ミリカメラ」

あの頃これが欲しかった!個人でも映画が撮れた家庭用動画撮影機「8ミリカメラ」

  • @DIME
  • 更新日:2017/12/07
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日常の風景を切り取って、思い出を映像で保存、再生できる動画撮影用カメラ。

かつては専用のビデオカメラ、今ではスマートフォン内蔵のカメラで、映画撮影にも使える高画質な動画をカンタンに撮影して楽しめる、実に素晴らしいご時世になりましたが、少し前までは、動画撮影には10万円程度はする高価なビデオカメラが必須な時代が長く続きましたし、さらに家庭用ビデオカメラが登場する以前は、そう気軽にポンポンと撮影する事すらできませんでした。

ちなみに筆者宅でビデオカメラを導入したのは、1989年にソニーが発表したHandycam「CCD-TR55」を購入してからです。その当時撮影した映像は、その後パソコンでDVD変換をして、今でも大切に保管しております。

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@DIME/あの頃これが欲しかった!パスポートサイズのビデオカメラ、ソニー『Handycam CCD-TR55』

さて実は、家庭用ビデオカメラ登場以前の、1970年代頃に撮影した動画も、我が家では定期的に楽しく鑑賞しておりました。

はたしてその動画の撮影形態とは一体・・・?

その動画とは・・・。「8ミリ映画」。

8ミリ映画とは、8mm幅のフィルムを利用した映画です。

家庭で映画を撮影するにあたり、劇場映画用の幅35mmや16mmのフィルムをそのまま使用するには無理が有ったため、16mmフィルムのサイズを半分にして、安価に一般の人でも映画撮影を楽しめる民生用(映像・音響・通信などの電子機器や装置などに於いて、一般消費者による使用・一般家庭での使用を目的としている事、またはその事を前提に開発・設計された製品・規格)の8mmフィルムと8mmカメラが作られる事となりました。

当時の8mm映画用フィルムには、主に2つの規格がありました。

そのひとつが「スーパー8」。

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コダック社が開発した「スーパー8」はカートリッジ式の採用により、お手軽カンタンに映画を撮影できましt。

かの映画監督、スティーヴン・スピルバーグ監督や、J・Jエイブラム監督も若かりし頃はこのスーパー8で自主製作映画を作成して腕を磨いたと言われております。

「SUPER8/スーパーエイト」というタイトルの映画もあるくらい、一定の世代には思い入れのあるフィルムだと言えましょう。

もうひとつの規格が、「シングル8」。

富士フイルムが開発した「シングル8」は、ビデオテープの様な2軸のカセット式が大きな特徴でした。

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ちなみに我が家に有ったカメラは、確か「フジカシングル8」だった様な記憶があります。

シングル8用のカメラは、フィルム開発元の富士フイルムのほか、キヤノンやエルモ、ヤシカといったメーカが製造・販売していました。

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(ヤシカTL-30)

当時の8mmフィルム1本(1カートリッジ)の撮影時間は約3分。

今どきのビデオカメラの様に、どうでもよいシーンをだらだらと撮影していたらお金がいくらあっても足りないので、8mmで撮影するシーンは、いつもここぞ! といった、撮影者が名場面と思うシーンに限られました。

頭の片隅に、フィルムの残り時間とフィルム代、現像代を頭に浮かべながら撮影を行う必要がありました。ほぼ無尽蔵に写真や動画を撮影できるイマドキのデジタルカメラ・デジタルビデオカメラの世界と比べると、隔世の感がありますね。

しかしそこまで慎重に撮影しても、無駄なシーンはどうしても写り込んでしまう上、上映の際、3分毎にリールを差し替えるのもなかなか面倒なので、不要な部分をカットしたり、複数のフィルムを繋げて1本にまとめられる「8mmフィルム編集機」を購入して、ちょっとした映画監督気分を味わいました。

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そこまでして苦労して撮影した8mm映画ですが、当時我が家にあったカメラは、音声録音ができない「サイレント」式だったため、映写機(これも結構な値段のする代物でした)で再生する時は、「カタカタ」鳴る稼働音のみが部屋中に響き渡る状態でした。

しかし、なまじ音声を聞く必要がなかったため、家族みんなで映像を見ながら、「あの頃はこうだったね、ああだったね」、といった話を自由にできる余地があったのは、実は良かったのではないか、と思います。

そう考えると、サイレント撮影もデメリットばかりでな無かったのかもしれません。

・・・と負け惜しみを言ってみたりしました。やっぱり音声も記録できた方が良かったですよね。当時はお金が無かったのです。今もありませんが。

映写機の再生が終わり、フィルムが全て巻き取られると、受け側のリールの端のフィルムが、本体にペシペシ当たって音が鳴った時点で「ああ、全て上映が終わったんだな・・・。」と思いにふけるのは8mm映画上映会のお約束でした。

あの頃これが欲しかった!個人でも映画が撮影可能!家庭用動画撮影機「8ミリカメラ」。

昔撮影した懐かしのフィルムを、また鑑賞してみたくなりました・・・!

どこに仕舞ったかわからなくなっちゃいましたけど!

※資料・画像引用 wikipediaなど
※本記事は、あくまでも筆者の微かで不正確な記憶と主観に基づき、独断と偏見で飛躍した説明足らずで知識不足の実にテキトーな表現による中身のない誰でも書ける単なる「エッセイ」であり、特定メーカーや機種、人物、趣味・嗜好・その他いろいろを貶める意図は全く御座いません。また筆者及び編集部はそのサービスの内容や継続性等を保障するものでは御座いません。
※本記事に登場する、登場人物のキャラクターや言動は概ねフィクションです。

文/FURU

デジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン兼漫画描き兼ライター。電脳ネタがテーマの漫画を得意とする→http://www.furuyan.com

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