「嫌韓」でなくてもさすがに呆れる「韓国よ、そこまでやるか!?」

「嫌韓」でなくてもさすがに呆れる「韓国よ、そこまでやるか!?」

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2017/11/22
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いまは協力すべきでしょ

元駐韓大使の武藤正敏氏が言う。

「韓国はしばしばTPOをわきまえない行動を取りますが、今回は人権派弁護士出身の文在寅大統領が、『衣の下の鎧』を見せてしまった格好ですね」

11月7日夕刻、トランプ大統領を招いて韓国大統領府で開かれた晩餐会の模様に、呆れかえった人は少なくないだろう。

トランプ大統領は文大統領とともに元慰安婦の李容洙さん(89歳)を出迎えたが、李さんは挨拶と握手だけでなく、トランプ大統領になかば飛びつくように抱擁を交わした。

さらに、夕食メニューで、竹島の韓国側呼称「独島」の名前を冠した「独島エビ」を提供した。

慰安婦問題と竹島問題――日韓のあいだで何度も話し合ってきたこのテーマを、わざわざ米国大統領の前で蒸し返すのはどういうつもりか。今は「北朝鮮有事」という目の前の問題に対して協力すべきときではないのか。

日本政府はすぐさま韓国に対し抗議した。菅官房長官も当日の記者会見で「どうかと思う。日米韓の緊密な連携に悪影響を及ぼすような動きは避ける必要がある」と不快感を表明した。

漫画家の小林よしのり氏も、呆れ顔で言う。

「いくらなんでも、そこまでやるかという思いです。あれで喜ぶ韓国の国民がいるとなると、日韓合意なんて意味をなさないと考えざるをえない。

そもそも、慰安婦問題は'65年の日韓基本条約で最終的な決着はついていたのに、再度2015年に日韓合意を行ったんですよ。それをまた守らないのだから、約束が役に立たない国でしょう。体質は北朝鮮と同じですよ」

'15年12月、日韓は慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決されること」で合意した。ところが、今もソウルの日本大使館前には、慰安婦像が置かれたままだ。

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Photo by GettyImages

今年5月、文在寅は大統領に当選するやいなや、安倍首相に対し、「国民の大多数が心情的に合意を受け入れられない」と突然述べ、解決したはずの慰安婦問題は、蒸し返されることになった。

晩餐会に出席した李さんは、元慰安婦の象徴的存在である。日韓合意の破棄を主張し、国内外での慰安婦像の設置にかかわっている。'07年には米国議会で慰安婦問題に関して証言したこともある人物だ。彼女を使い、韓国は何をしようとしたのか。

ケンカで困ったから大国アメリカにチクリを入れ、事態を有利に進めようとしたのである。

無茶苦茶だ。だが、彼らなりの事情もある。

「今回の韓国の対応を、『けしからん』と皆言うでしょう。しかし、そういった反応をすればするほど、韓国は喜ぶんですよ」と語るのは、元朝日新聞政治部長で東洋大学教授の薬師寺克行氏だ。

「韓国は、綱渡りの外交をしています。対中国では、高高度迎撃ミサイルシステム『THAAD』配備を巡り対立したあげく、『これ以上のTHAAD配備はしない。日米韓は軍事同盟にならない』と表明し、和解した。

一方で、米国とは北朝鮮問題で同盟関係を維持せざるを得ない。相容れない2つの国と仲良くせざるをえず、しかも、北朝鮮を暴発させてはならない。

国民もストレスがたまるわけですね。韓国の大統領は、国民の支持率を一番気にします。国民のガス抜きをするための国は、日本しかないんです」

その結果が、大統領晩餐会だったわけだ。

デイリーNKジャパン編集長の高英起氏も言う。

「韓国にとっては、この種のことは『客観的な外交手段』です。外交は政治ですからね。ただしアメリカだって、『韓国側にも言い分がある』くらいにしか考えていない」

国民感情受けを狙ったパフォーマンスだというのだ。それは、安倍首相が支持率低下にあえいだ時に、拉致問題などを声高に主張し出すのに似ているかもしれない。

「大変、残念でした」

ただ、意外にもトランプ大統領は文大統領の行動を冷静に見ている。米国務省幹部は、今回の騒動後、こう漏らした。

「北朝鮮封じ込めのための日米韓の枠組みを理解していない韓国は、本当にしょうがないな。日本はよく我慢しているよ」

韓国外交部の諮問委員として、トランプ訪韓にあわせ韓国入りしていた日本大学准教授の金惠京氏(ソウル出身)は、文大統領をこう擁護する。

「韓国では、慰安婦女性のお婆さんたちは、『戦争による女性の人権被害の象徴』として捉えます。

トランプ大統領にどれだけ伝わっているかは微妙ですが、(北朝鮮との)戦争の危険が迫る中で、戦争の惨禍を繰り返さないようにという思いもあったのではないか。日本での反発は韓国では意外に映ったようです」

今回の騒動を経て、日本はどう韓国に向き合うべきか。前出の元駐韓大使・武藤氏は言う。

「今こそ日米韓が一致団結すべき時なのに、大変残念でした。安倍総理も『慰安婦合意の再交渉はない』と断言していますが、日本は、慰安婦・徴用工・竹島という3つの問題に関しては、抗議すべきは抗議し、毅然とした態度を貫くべきです」

小林よしのり氏は、諦め気味にこう語る。

「韓国にまともな大統領が出てくるまで待つしかない。今回、日本ではネトウヨが大喜びでしょう。ネトウヨと韓国の反日勢力が罵声を浴びせ合うのは見たくないね」

安倍首相は、今回の騒動について、「だから韓国は信用できない」と吐き捨てるように菅官房長官に語ったという。

前出の薬師寺氏は、今回の騒動よりも重要な問題があると警鐘を鳴らす。

「有事の際に韓国の在留邦人をどう避難させるかについて、韓国が『受け入れられない』と、自衛隊機での邦人救出について話し合いを拒否していることのほうが深刻です。日韓で積み上げてきた関係を、今の文政権は壊そうとしている」

北朝鮮情勢がきな臭くなっている状況で、日韓関係の悪化を望む人はいない。だが、「そこまでやるか!?」の気持ちを日本人にもたらしてしまったのは、残念ながら事実だ。

「週刊現代」2017年11月25日号より

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