あの美人女子レスラーたちはいまどこで何をしているのか

あの美人女子レスラーたちはいまどこで何をしているのか

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2017/09/16
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その活躍と美貌に日本中が熱狂した、美女アスリートたち。たぐいまれな身体能力と美しさの二物を天から与えられた彼女たちは、競技の第一線から退いたあと、どんな人生を送っているのか。その足跡を追う特別企画、第三弾。

プロレスファンの夫と結婚

全日本女子プロレス(全女)でジャッキー佐藤とタッグ「ビューティ・ペア」を組んでいたマキ上田(58歳)。

リングの外では『かけめぐる青春』でレコードデビューを果たし、お茶の間の注目を浴びた彼女だが、現在は夫と東京・浅草の釜飯屋を切り盛りしているという。本人が語る。

「主人は浅草寺近くで50年続く釜飯屋『田毎』の二代目。仕込みは主人がやって、私は洗い物や注文取りをしています。22時に営業が終わってからは溜まった家事を片付ける。バタバタした日々を過ごしています」

マキ上田は'76年ジャッキーとWWWA世界タッグ王座を獲得。むさ苦しい客席に少女たちが詰めかける「ビューティーフィーバー」を巻き起こしたが、長くは続かなかった。

'79年、「敗者引退」という過酷なルールで相方のジャッキーとシングルマッチを敢行し、敗北。

19歳で引退した上田は、女優や歌手を10年ほど続けた。その後、地元の鳥取でスナックを経営し、生計を立てていたという。

「鳥取市の実家に戻ったのは、母が亡くなったことがきっかけでした。私は3人姉妹で、残された二人の妹のため、店をひとつ持っていれば不自由させることもないだろうと思ってお金を出した。彼女たちが頑張ってくれた甲斐あって、店舗を拡大した時期もありました。

それでも田舎での経営に限界を感じて、東京に戻ってきて浅草で友人のスナックを手伝うようになったんです。そこにやってきたのが、プロレスファンだった主人でした。

『マキ上田がスナックで働いてる』と聞きつけ、通い詰めてくれたんです。ほどなく付き合うようになり、私が旦那の家に転がり込むような形で、48歳で嫁入りすることになりました」

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芸能界からは距離を置いていた上田だったが、テレビで嫁ぎ先の釜飯屋が取り上げられた反響が大きく、往年のファンが集まり、瞬く間に人気店になったという。

「でも、近所の人はまさかこの店に『ビューティ・ペアのマキ上田が嫁いでる』なんて思わなかったでしょうね。もちろんお客さんのリクエストがあれば、すぐに女将からマキ上田に変身しますので、ぜひいらっしゃってください(笑)」

アイドルレスラーの草分け的存在だったマキ上田とは真逆に、「元祖極悪ヒール」として女子プロレス界に強烈なインパクトを残したのがデビル雅美(55歳)だ。

黒いボンデージに身を包み、パイプ椅子を片手にリングを暴れまわったデビルは'08年、31年におよぶプロレスラー人生に幕を下ろしたあと、地元の小倉へ戻り、現在は漬物店「糠蔵」で店長を務めている。

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悪役だけど家庭的

ボンデージから割烹着にユニフォームを替えたデビルが言う。

「社長に気に入ってもらえて、最初から店長として採用されたんですよ。社長は『丈夫で力持ちで料理が好きな人』を探してたらしくて、前のふたつは最初からOK。あんなキャラだったんで料理ができるのか社長は気にしてたみたいですが、それも問題なし。

実は私、料理が大好きで、ブログにも手料理を公開していたんです。それを社長に見せたら納得してもらえたらしく、めでたく採用となりました。

いまでは毎朝6時に出勤して、ぬか床を仕込んでいます。30㎏近い樽を持ち上げることもあるので、最初は周囲も不安がってたみたいだけど、ぜんぜんへっちゃら。

プロレスのおかげで身体の使い方がわかってますからね。膝や腰を痛めたことはありませんよ」

現役時代は出場選手全員の弁当を作って後楽園ホールに持参したこともあるという、およそキャラからは想像がつかない家庭的な一面を持つデビル。漬物店に並んでいる総菜には、デビル手作りのものもあるという。

「プロレスもこの仕事も、運命の出会いだったと思っています。どちらも最初は好きな仕事ではなかったかもしれないけど、続けているうちに『自分に向いてるな』って思ってきて……。

傍から見たら行き当たりばったりの人生だけど、この仕事は今後も続けていくつもりです。もっともっと、美味しい漬物を作れるようになりたいですね」

彼女が率いる「デビル軍団」の構成員として下積みを過ごしていたのがダンプ松本(56歳)である。はじめはビューティ・ペアに憧れてプロレスラーを志したダンプだったが、'84年にブル中野らとヒールユニット「極悪同盟」を結成。

流血も辞さないファイトスタイルで、当時人気絶頂だった善玉チーム「クラッシュギャルズ」をイジメまくり、プロレスブームを牽引した。

彼女が現役を退いたのは人気絶頂の'88年。その理由を本人が語る。

「当時は、クラッシュギャルズを応援するプロレスファンから石を投げられたり、家に張り紙を張られたりといったことが日常茶飯事だった。そういったことに悩んでいるなかで、会社との関係がギクシャクしてきちゃった。

プロレスは好きだったし辞めたくなかったけど、『いきなり辞めたら会社もビビるだろう』って思って、スパッと引退を決めたんだよね。ある意味、会社への嫌がらせみたいなもんです」

引退後はタレントに転身。'90年代はバラエティーに引っ張りだこ、「桃色豚隊」というユニットでCDデビューまで果たした。

第二の人生を謳歌していたはずのダンプだったが、禍根が残る全女に舞い戻ることになったのは'03年のこと。

「当時の女子プロレス人気はどん底で、『名前を貸してほしい』と頼まれたんだよ。会社には複雑な思いがあったけど、後輩は可愛くて見捨てられないから、引き受けることにした。全女の35周年記念興行でマネージャーとして復帰したけど、結局2年後に倒産しちゃって……」

現役続行と、子育てと

キャリアを再開して14年、今年の11月で57歳になるダンプ。現在はフリーのレスラーとして活動、自主興行も開催している。顔に派手なメイクを施し、竹刀を片手にリングを駆け巡っている姿は全盛期と変わらない。

「去年膝の手術をして、普段は歩くのもつらい。試合に出るときは痛み止めを打ってるよ。還暦になるのがちょうど東京オリンピックの年で、それまでは現役でいたいから、大好きだったお酒も控えてる。

いまは『最年長女子プロレスラー』の称号が欲しい。だから少なくとも、1歳下のジャガー横田が引退するまでは、私も辞めらんないね」

ダンプと同様、ビューティ・ペアに憧れてプロレス界の門を叩いた人物がいる。こちらは「女子レスラー史上最高の美女」ともてはやされ、「闘うアイドル」としてグラビアを席巻したキューティー鈴木(47歳)だ。

29歳で現役を退いた後、35歳で元カリスマホストの男性と結婚、翌年に出産。現在は専業主婦として家事に子育てに大忙しだという。キューティー本人が語る。

「結婚前は雑誌のコラムを書いたり、イベントに出たりっていう感じでしたが、いま芸能活動はほとんどしていません。

旦那は結婚して1年半後に、ホストを辞めて医療関係の事務員に転職。子どももまだ小さかったので、旦那が一晩中家を空けてるのは不安でした。だから『違う仕事をするよ』って言ってくれたのは嬉しかったですね」

プロレス界のアイドルとして誉れ高かったキューティー。華やかな芸能界や格闘界に戻りたいとは思わなかったのか。

「引退後、特にやりたいことはありませんでした。高校を中退してからプロレス漬けの日々だったので、青春時代の思い出はゼロ。だから『普通の女の子のような生活がしたい』と思っていた節があったのかもしれません。

41歳の時に次男が生まれて、いまは二人の子どもが旦那と楽しく遊ぶのを見るのが一番幸せですね。『家族っていいな』って実感できるんです。

プロレスはやりたいけど、何ヵ月も練習しなきゃいけないのがイヤ(笑)。だからもういいやって思ってます」

派手な世界に身を置いた女子レスラーたち。その後の選択は人それぞれだ。

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