高梨沙羅また2強後塵も「ワクワク」 逆境にも余裕

高梨沙羅また2強後塵も「ワクワク」 逆境にも余裕

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2018/01/14
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3位に入り笑顔の高梨(右)。左から2位アルトハウス、1位ルンビ(撮影・黒川智章)

<ノルディックスキー・ジャンプ女子ワールドカップ(W杯)>◇個人第5戦◇13日◇札幌・宮の森ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS100メートル)

平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)メダル候補の高梨沙羅(21=クラレ)が、五輪イヤーの初戦で3位に入った。1回目は93メートルで4位につけ、2回目も93メートルと安定した飛距離で順位を上げた。同競技男女を通じて最多の54勝は持ち越しとなった。12年3月のW杯初勝利以降、自身ワーストタイとなる6戦連続未勝利も、ジャンプを「金仕様」に改善中。悔しさを力に五輪本番では輝くメダルを引き寄せる。

ざわつく周囲をよそに高梨に悲愴(ひそう)感はない。これで今季3戦連続の3位で同競技最多の54勝はまたしてもお預け。さらに12年3月にW杯初勝利を挙げてから自身ワーストタイの6戦連続未勝利と波に乗り切れないでいる。地元札幌で大記録を期待したファンからはため息が漏れたが、表情は実に穏やか。五輪イヤーの初戦を落とし「すごく悔しい」と振り返りながらも「年末から少しずつ改善できている。もう少し(飛び出しで)厚みが増せばいい」と手ごたえを感じている。

1回目(93メートル)に4位につけた2回目。絶好の向かい風の中、力強く飛びだすとK点(90メートル)を越える93メートルで着地し、その時点でトップ。その後に飛んだライバルのルンビ(ノルウェー)、アルトハウス(ドイツ)に抜かれたが、順位を1つ上げた。トップとは飛距離にして約7メートル差。今季1度も2強に勝てない現状に「お強い」と敬意を払いながらも「壁を乗り越えた時にどれくらいうれしいんだろうと想像しただけでワクワクする」と逆境を楽しむ余裕を見せる。

「金メダル仕様」のジャンプを習得中だ。今季のW杯前半4戦で結果が出なかった。助走路で腰が高く、前につんのめるようになり、飛び出しで力をうまく伝えられなかったのが原因。年末に帰国すると札幌、長野・白馬で技術改善に取り組んだ。父でコーチの寛也さんは「(助走路で)体を平行に落とし込むようにした。五輪まであとは上げていくだけ。やることは分かっているので焦りはない」と金への青写真を描く。

この日は寛也さんの50回目の誕生日。使用した手袋を記念にプレゼントする予定だった。こちらもお預けとなったが、国内W杯はまだ3戦ある。「会場の皆さんが喜んでくれるようなビッグジャンプをそろえたい」。屈辱を原動力に金メダルへの階段を上る。【松末守司】

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