Uberがベル・ヘリコプターと共同で設計した「エアタクシー」の実物大モックアップがCES2018でお披露目される

Uberがベル・ヘリコプターと共同で設計した「エアタクシー」の実物大モックアップがCES2018でお披露目される

  • GIGAZINE
  • 更新日:2018/01/11
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近い将来に実現するかも知れない「空飛ぶタクシー」につながる機体の実物大モックアップ(模型)を、配車サービス大手のUberとヘリコプター大手のベル・ヘリコプターが共同で開発してCES2018の会場で発表しました。

Uber and Bell Helicopter show off passenger drone concept at CES 2018

http://mashable.com/2018/01/10/bell-helicopter-passenger-drone/

Hate sitting in traffic? I took a virtual ride in this Air Taxi to see the future of urban mobility – GeekWire

https://www.geekwire.com/2018/hate-sitting-seattle-traffic-took-virtual-ride-air-taxi-see-future-urban-mobility/

公開されたモックアップがコレ。飛ぶことが前提のエアタクシーのモックアップにもかかわらずプロペラなどは装備されず、あくまで機体の内装を形にして来場者にエアタクシーの疑似体験をしてもらうための模型ともなっているようです。なお、CESの会場にヘリコプター関連の展示が行われるのは今回が初めてだとのこと。

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機内には4人がけのシートが装備されており、乗り込んでしまうと本物のような雰囲気は味わえそう。

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コックピットもそれっぽく形づくられており、あとほんの少し手を加えるだけで実際に飛べてしまいそう。前列シートの間には操縦桿が装備されていますが、将来的には完全自動操縦で乗客を乗せて飛ぶタクシーとして使うことが想定されています。

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各シートにはVRヘッドセット「HTC Vive」が用意され、来場者は実際にシートに座ってエアタクシーのフライトを疑似体験することが可能。HTC Viveで体験できるのは、「ゴルフ場への移動」や「会議のために街中を移動」など3つのシチュエーションで、機内では飛行中の風景のほか、コントロールパネルにニュースを表示させて読んだり、かかってきた電話に出て会話をしたりというデモを体験できるとのこと。そして最後に目的地に到着すると、「自動車よりも移動時間を45分短縮することができました」というお知らせが流れ、エアタクシーのメリットを体験できるようになっているそうです。

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ベル・ヘリコプターのウェブサイトでも機体の画像などを見ることができます。

Bell Air Taxi Concept Experience at CES 2018

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http://www.bellhelicopter.com/company/innovation/ces-2018

ベルが作ったこともあってか、どことなくヘリコプターに近い形状のエアタクシー。この機体にどのようなプロペラが装着されるのかはまだ明らかにされていませんが、市販されているドローンのような固定式のマルチコプターか、「V-22オスプレイ」のようなティルトローター型になるものとみられています。

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機体の左右はスライドドアでガバッと開くタイプで、乗り降りがしやすそう。

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機内はまるで4人乗りSUVのような広い空間が広がっています。

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先述のように、前席には操縦桿をレイアウト。これはエアタクシーの導入ロードマップを考慮したもので、まずはパイロットが操縦するエアタクシーの登場、そしてその後はAIの自動操縦によるタクシーサービス、という流れを取り入れたものになっているとのこと。

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前席の目の前に広がるコンソールには、各種情報を表示させることが考えられています。パイロットの操縦に必要な情報はもちろん、パッセンジャー中心の用途としてニュースやメールの表示や電話、機内エンターテインメントなどの使い方も考えられている模様。

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自動操縦が実現したあかつきには、こんなふうにフロントスクリーンを使って情報を表示させることも可能になりそう。

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このモックアップの面白いところは、自動車のモックアップとは違ってまず内装からカタチにされているという点。ユーザーにエアタクシーのイメージやメリットを伝えることでニーズを掘り起こすと同時に、開発側にも明確なイメージを伝えることを目的としたものになっているようです。

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CES2018では、実際に飛ぶ仕組みや制御システム、機体のスペックなどは発表されていない状況。これは、同様にエアタクシーに準ずる機体を開発しているといわれるエアバスなどライバルを意識して「出し惜しみ」をしているのですが、既にベルでは実際に飛べる機体を含めた開発を進行中とのこと。一般的なヘリコプターのようなターボジェットエンジンは搭載せず、大型バッテリーと小型の発電機を搭載してモーターでプロペラを駆動することが濃厚ともいわれいます。

しかしエアタクシーの実現には、「安全性」と「騒音」という課題をクリアする必要があります。安全性については、従来の航空機と同様にシステムの冗長化などで信頼性を高める方針のようですが、「騒音」問題についてはまだ取り組み中の段階である模様。ヘリポートで発着するヘリコプターとは異なり、街中で離着陸を頻繁に行うことになるエアタクシーの場合は、特に静粛性が重要になります。しかも、いまUberの自動車が街を走る感覚でエアタクシーが空を飛び回るようになると、騒音の問題は間違いなく大きな課題になるはず。ベルもそのあたりは強く意識しているようで、静粛化に向けた開発を進めているとのことです。

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