覚えておきたいパソコンを長持ちさせるコツ

覚えておきたいパソコンを長持ちさせるコツ

  • @DIME
  • 更新日:2017/10/12

■連載/パソコン&スマホ「サポートスタッフだけが知っている“プロのテクニック”」

1979年9月28日に日本電気(現在のNEC)が、パソコンブームの火付け役となったPC-8000シリーズの最初の機種『PC-8001』を発売しました。このことを記念して、9月28日は「パソコンの日」と制定されているって知ってましたか?

37年の時を経て、パソコンは今や現代人にとって、切っても切り離せない存在へとなりました。

申し遅れました、日本PCサービスの大竹です。弊社では、パソコントラブルに見舞われたお客様の元にすぐ駆けつける「ドクター・ホームネット」を運営しています。パソコンの寿命を左右するのは、日頃のちょっとした使い方の差です。これからもパソコンを長く愛して欲しい思いを込めて、今回は「パソコンを長持ちさせるコツ」を紹介します。

■HDDの寿命の目安はズバリ「通電時間」

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パソコンの寿命は、車と考え方がよく似ています。車であれば、これまで走ってきた「走行距離」を買い換え時の目安とする人は少なくないでしょう。パソコンの場合は、「HDDの通電時間」が目安となります。

製品によって誤差はありますが、これまで当社が診てきた中では、通電時間が8千時間を超えると、故障が発生しやすくなる傾向にあります。

つまり!パソコンを長持ちさせるためには「通電時間を減らす」ことが重要なんです。使わない時は、電源を切るようにしましょう。

とはいえ、あまり細かく電源のオンオフを繰り返すのも、HDDや電源ユニットへ負荷がかかります。そこで、例えば「2時間以上使わない時は電源を落とす」といった自分ルールを決めると良いでしょう。

ついつい電源を切るのを忘れてしまうという人は、電源オプションの「省エネ設定」を活用してください。10分以上HDDが駆動しない場合は、自動スリープにするといった設定を行えば、忘れがちなアナタでも安心です。

■HDDの通電時間を調べられる便利ソフト

「通電時間が寿命の目安」とはいっても、パソコンには標準で「通電時間」を表示する機能がありません。

そこで、オススメしたいのがフリーソフトの「CrystalDiskInfo」です。

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「CrystalDiskInfo」の画面

実は、HDDの内部には、これまでの通電時間や、電源を何回入れたかなどの情報が細かく記録されています。「CrystalDiskInfo」はその情報を読み込むため、後からインストールしても、これまでの通電時間を調べることができるのです。

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HDDの健康状態も診断してくれる

そろそろ寿命が近づいてきたかな?という時は、いざという時に備えて、早目に大切なデータをバックアップしましょう。

【関連記事】プロが指南!大切なデータを守るバックアップ術

■SSDはデフラグをしない方が長持ち?!

近年流行のタブレットPCをはじめとして、新製品の一部では、内蔵の記憶媒体がHDDからSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)へと変わってきています。

SSDの寿命の目安は、通電時間ではなく「書き換え回数」です。しかし、SSDの場合は、書き換え可能回数が初期製品と比べると飛躍的に向上しているため、あまり気にする必要はないでしょう。

ところが、長寿命なSSDの“寿命を縮めてしまう行為”があります。それが「デフラグ」です。

デフラグを行うと速度向上が期待できる……と覚えている人もいるでしょう。HDDの場合は、アームを動かしてデータを拾うため、デフラグによって効果があります。しかしSSDは、磁気ディスクではないため、HDDと比較すると、ほとんど効果がないのです。

それどころか、SSDでデフラグを行うと、データの書き換えが行われるため、寿命を縮めてしまうのです。お持ちのバソコンがHDDなのかSSDなのかによって、メンテンナンスの仕方は変えるようにしましょう。

■早まるな!強制再起動は故障の元

パソコンを長く使っていると、動きが徐々に鈍くなってきます。大きなファイルを読み込むと、時間がかかってしまい、ついにはフリーズ(画面表示が止まった状態)してしまうことも……。

「困った!」となると、ついパソコンの電源を強制的に切り、再起動をかけてしまう人もいることでしょう。この「強制再起動」は、故障の原因になります。

パソコンがフリーズ状態であっても、実はシステムの読み込み中で、まだ動いてるということは珍しくありません。強制的に電源を切れば、システムに必要な情報が中途半端に書き込まれてしまい、最悪の場合は、まったく起動しなくなることもあるのです。

「パソコンが動かない……」と思っても、すぐに電源を切らずに、まずは様子を見ましょう。

HDDやSSDといった記録媒体の動きを知らせるランプがあれば、チカチカと点滅している時は読み書きをしている状態です。強制再起動は行わないようにしてください。

30分くらい待っても状態の変化が見られない、もしくは記録媒体のランプが点滅していなかったり、数秒おきに規則的に光ったりしている場合は、記録媒体へアクセスができていない状態です。こうなって初めて、強制再起動をかけるようにしてください。

■長持ちの一番のコツは細かなメンテナンス!

そして、パソコンは熱に弱い製品です。パソコン使用時の室温は15℃~25℃、動作時のパソコン本体の温度は30℃~40℃が望ましいです。

その範囲を超えると、様々な故障を引き起こしやすくなります。

パソコンを熱から守るために、有効な手段のひとつが、細かな清掃です。100円均一にあるようなメンテナンスグッズでも良いので、日頃から掃除をする癖をつけましょう。

ノートパソコンをお使いの場合は、熱から守るために「冷却台」を購入するのも良いです。温度を一定に保つようにしておくことが、長く使うコツのひとつです。

日頃から細かな掃除や、温度管理を行なって、愛情を持ってパソコンを長く大切に使いましょう。

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文/大竹 諭
日本PCサービスが運営する「ドクター・ホームネット」東京立川店勤務。パソコンを長持ちさせることはもちろん、 デジタル機器でお困りの際には、こちらへお気軽にご連絡ください→0120-611049

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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