Googleが、返信案を自動的に提案するSmart Reply機能をすべてのチャットアプリに提供?

Googleが、返信案を自動的に提案するSmart Reply機能をすべてのチャットアプリに提供?

  • TechCrunch
  • 更新日:2018/02/15
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賢いAI技術を利用して、自動的に受信メッセージへの応答を作成するSmart Replyは、まず最初にGoogleの電子メールクライアントであるInboxに2年以上前に登場し、その後Gmail、プロジェクト FiのAndroid Messages、そしてAlloに展開された。そして現在、Googleの社内インキュベーターであるArea120に所属するあるチームが、Smart Reply機能を他のチャットアプリに持ち込むことに取り組んでいる。

新しく発表されたプロジェクトは単に「Reply」と呼ばれ、Web上のReplyのサインアップフォームによれば、最初はAndroidユーザーだけに提供されるようだ。

(電子メールでテスターに配られた)Replyの発表に含まれていたスクリーンショットには、Google HangoutsとAndroid Messagesで動作するReplyの様子が示されていた。ここでは、「いまそのレストランにいるの?」とか「家まであとどれくらいで着くの?」といった質問に対する返信案が提示されている。

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これらの返信では、現在のユーザーの位置に入れられて、正しい回答を組み立てる手助けがされる。例えば、どこかに着いたかどうかに対しては「yes」または「no」を、あるいは特定の場所に車で到着するのに、後どれくらいかかるかなどだ。

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Android Messagesは既に、限定的ながらもSmart Repliesを公式サポートしていることは指摘しておこう。また先月Googleは、その携帯電話向けサービス、Project Fiのユーザーたちに向けて、Smart Replyの追加を発表した。しかしこの機能は、Android Messageユーザー全員にはまだ公開されていない。

とはいえ、ReplyはGoogle自身のメッセージングアプリだけを狙ったものではない。

このプロジェクトに関するArea 120の発表によれば、Hangout、Allo、WhatsApp、Facebook Messenger、Android Messages、Skype、Twitter DM、そしてSlackなどを含むさまざまな主要チャットアプリの中で、Replyの提供が予定されている。

このArea 120のプロジェクトは、それらのチャットアプリからの通知に対応して、返信案を提示する。しかし、念を押しておくが、Replyは独自のスタンドアロンアプリを提供していない。これは単に受信メッセージに対して返信する方法の1つに過ぎないのだ。

Replyには、他のさまざまな自動機能も含まれている。運転しているときに電話をサイレントにしておき、メッセージを送ってきた人に現在チャットできないと通知する”Do Not Disturb”モードや、受信者のカレンダーをチェックして休暇中かどうかを返信するVacation Responderなどがある。

また、緊急時やさらに重要なメッセージが来た場合には、Replyは携帯電話のサイレントモードを突破することができる。例えば「もうみんな待っているよ!」というメッセージが届いた場合には、Replyはあなたの注意を引き、返信するかどうかを尋ねてくる。

このプロジェクトは、Area 120の他のすべてのプロジェクトと同様に、Googleの全体的な開発とは無関係だ。つまり、Googleのメッセージング活動には直接結びついていないということである。

開発サイクルのとても早い段階でもあるため、Replyがすぐにリリースされることを期待することはできない。

しかし、このプロジェクトの背景にあるアイデアは非常に有望だ。Smart Replyは、Gmailの最も便利な機能の1つになっている。特に、受信メールの多い人や、返信を打つのが厄介な外出時に沢山の電子メールに答える人にとって便利である。おそらくはAndroidユーザーだけに対して、似たような技術をさまざまなアプリへ提供することは、一部のユーザーたちに、iOSよりもAndroidを選ばせる動機にはなるだろう。あるいはSmart Replyの便利さを知った人たちを、Gmailへと誘導することもできるだろう。

Googleは実験が実際に行われていることは認めたが、Area 120でReplyを開発しているチームや、発表の日程に関しては語らなかった。

「Area 120で取り組んでいる多くのプロジェクトの1つが、様々なチャットアプリからの通知にスマートな返信を提案してくれるReplyです」とGoogleの広報担当者は語った。「Area 120の他のプロジェクトと同様に、これは非常に初期の実験なので、今すぐ共有できる詳細はあまりありません」。

[原文へ]
(翻訳:sako)

FEATURED IMAGE: LDPROD/SHUTTERSTOCK

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