モレイラら名手に聞く話題の日本馬は/香港国際競走

モレイラら名手に聞く話題の日本馬は/香港国際競走

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2017/12/06
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日本馬について語るパートン騎手(上)とモレイラ騎手(撮影・柏山自夢)

【香港5日=柏山自夢】現地で話題の日本馬は? 10日シャティンで行われる香港国際競走4レース(すべてG1)について、日本でもおなじみの名手を中心に「推し馬アンケート@香港」を行った。多くの支持を集めたのがヴァーズ(芝2400メートル)に出走するキセキ(牡3、角居)だ。中長距離路線での活躍がめざましい日本馬の代表格として注目されている。

地元香港の関係者も、日本馬のレースが待ち切れない。名手たちは目を輝かせる。短期免許での来日だけでなく、ワールドスーパージョッキーズシリーズ優勝経験もあるパートン騎手は「日本馬はみんな強い。香港でもいい成績を残しているからね」と高く評価する。香港リーディングを13回獲得したホワイト騎手も「日本の馬はみんな好きさ」と笑顔で待望する。

熱烈歓迎。なかでも多くの視線を集めるのがキセキだ。「あの馬には注目している」というホワイト騎手はもちろん、「ヴァーズに出走するんだよね。勝つと思うよ」(コーツィー元騎手=サイレントウィットネスの主戦)と揺るぎない評価が聞こえてきた。

背景には、日本の中長距離路線に対する高い評価があるようだ。昨年、今年と2年連続で来日したティータン騎手は「2000メートルから2400メートルのレースは日本の天下」と指摘する。香港の頂点に君臨するモレイラ騎手すら、やや白旗ムード。「たくさん結果を残しているのが証拠。香港はそもそも短距離志向が強い。優れたスプリンターの多いオーストラリアの血統を重用していることからも分かるだろう?」と適性を引き合いに出し、日本馬の強さを認めた。

モーリス、ロードカナロアなど、香港で英雄視される日本馬は多い。そんな強力な日本ブランドが、初の海外遠征の不安も打ち消す。「日常的に長距離輸送を経験しているから、日本馬はみんなタフ。キセキは才能豊かな3歳馬だし、大きなチャンスだと思うよ」(T・ベリー騎手)。日本のファンにも負けない期待の大きさ。一躍、アジアのスターになるチャンスだ。

もちろん期待の的はキセキだけではない。「サトノアラジン(マイル)だね。大きなストライドの素晴らしい馬」(クリッパートン騎手=マイルでライバル馬ウエスタンエクスプレスに騎乗)。「ステファノス(カップ)はいいフォームの馬だ」(T・ベリー騎手)など馬券的な妙味もありそうな馬名も挙がった。どの日本馬が勝っても、シャティンは熱い祝福で包まれそうだ。

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