「狼男」と恐れられていた生物が保護された。本来の愛らしい姿に戻り里親が見つかるまでの物語(アメリカ)

「狼男」と恐れられていた生物が保護された。本来の愛らしい姿に戻り里親が見つかるまでの物語(アメリカ)

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  • 更新日:2018/12/07
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King when he was living on the streets |Megan Bowe

アメリカ・カリフォルニア州のマデラ・ランチョスの路上で、奇妙な風貌をした生物の目撃情報が相次いだ。

その生物は肌はうろこ状となっており、ボサボサの真っ黒い毛は首の後で立ち上がっていたため、周辺住民らは「狼男(ウルフマン)」と呼んでいた。

その不気味な姿を恐れるがあまり、誰も近付こうとしなかったため、本当はどんな生き物なのかわからなかった。

だがその後、動物保護団体によりこの生物が捕獲された。

治療が施され本来の姿を取り戻したこの生物は、とても美しく愛らしい動物だったのである。

【他の記事を見る】よくがんばったね!交通事故で足が麻痺した犬が、もう一度歩けるようになるまで

数か月間さまよっていた狼男、その正体は・・・

数ヶ月の間、狼男と呼ばれるその生物は町をさ迷っていた。その風貌に驚くものはあるものの、誰も手を差し伸べようとはしなかった。

傷つき、病気を抱え飢えに苦しんでいたその生物は、もう長く生きられないだろうと思われていたが、あることがきっかけで状況が一変した。

SNSに投稿された狼男の写真が、地元の救助隊のメガン・ボウさんの目にとまったのだ。彼はすぐに、狼男のもとへ駆けつけた。

ボウさんは「Bowe’s Adoptable Rescue Pups」という動物レスキュー活動をしている。

実際には狼男ではなかった。ひどい病気で虚弱していた1匹の犬だったのだ。ボウさんはその姿と状況に落ち込み、涙した。

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Megan Bowe

事故にあい、重い病気を患っていたジャーマンシェパードだった

ボウさんは「狼男」の写真をみて直ぐにジャーマンシェパードだということがわかっていた。

彼をすぐに救急病院へと連れて行った。

そこでの診断は疥癬、骨盤の骨折、尾の骨折、その他たくさんの病気だった。彼はまだ1歳ほどで、交通事故に遭ったようだった。

生まれてからたった1年の間、どんな犬よりも辛さに耐えて生きてきたのだ。

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King after getting his hair shaved down |Megan Bowe

懸命な治療と看護で本来の姿を取り戻す

彼は「キング」と名付けられ、獣医師のチームとボウさんの看護で徐々に健康に戻っていった。

投薬、手術、理学療法が必要だったが、少しづつ目も見えるようになり、毛も生え、歩くことができるようになった。

そしてキングは、その優しい性格も示していた。ボウさんが座っていると隣にやってきて、ボウさんに抱き着きながら顔を寄せてくるのだ。

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Megan Bowe

念願の里親に巡り合える

数ヶ月のリハビリやケア、そして愛情の力で、夏の終わりには里子に出せるほどに回復した。

ティアナ・ビスビーさんとその家族は、Facebookでキングのことを知り、ずっと彼を見守っていた。

ビスビーさん一家はすでに3匹の犬を飼っているが、キングを迎えいれたいと心から思うようになっていった。

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Tiana Bisbee

ビスビーさん一家は、我が子を思う気持ちでキングの回復を願っていた。これまで、キングほどひどい目にあった犬は見たことがなかったという。彼の今後の幸せを願わずにはいられなかった。

そうしてビスビーさん家族は、3匹の犬を連れてキングに会いに行った。

キングは怯えるかと思いきや、最初からとても甘えた様子で迎えてくれたそうだ。その頃既にキングは毛もすっかり生え揃い、とても健康そうだった。

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King with two of his dog sisters |Tiana Bisbee

ビスビーさんらはすぐキングを家族に迎え入れた。3匹の犬の姉妹たちともすぐに仲良くなった。

彼は辛かったことを乗り越えてくれたようだ。犬の姉妹たちからは犬らしくなる方法をひと月かけて学んだそうだ。庭と家までの道も教えてもらい、犬らしく吠えるときには吠え、楽しそうに走り回っているようだ。

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King with his three dog sisters |Tiana Bisbee

キングを里子に出したボウさんも、キングのハッピーエンディングにまた涙した。ビスビーさん一家に感謝の気持ちを伝えるため、キングの養子縁組を祝うパーティーを開催した。

「キングが永遠の住処にいることがとても嬉しい」とボウさんは語った。

「キングは今、とても幸せで、新しい家族と本当にうまくいっている。狼男だった時は、誰からも恐れられ、救いの手が差し伸べられることはなかった。でも今は、みんながキングの幸せを願っている」

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King enjoying time outside at home |Tiana Bisbee

キングは今ふわふわで健康的で、生まれ変わったかのように新しい犬生を楽しんでいる。彼の新しい家族は彼をとても愛している。

だが、人々が「狼男」と呼び忌み嫌っていた事実は決して忘れない。多くの人が見て見ぬふりをして数か月間弱ったキングを放置していた事実を忘れない。

キングは骨盤の怪我の影響で少し変わった動き方をする。走る時もちょっと飛び跳ね、嬉しいときは事故の痕跡が残る尻尾の一部を激しく振る。

とても可愛らしい仕草だが、それがキングの辛い過去を思い出させる。

References:Facebookwritten by いぶりがっこ / edited by parumo

・あわせて読みたい→生まれつき顔が変形していた犬。里親の元を転々とし、ようやく運命の飼い主と巡り合うまで

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