松本潤「俺、高1で人生決まってたのかぁ」

松本潤「俺、高1で人生決まってたのかぁ」

  • 週刊女性PRIME
  • 更新日:2019/03/22

来年、2020年をもって活動を休止する嵐。嵐だけを見つめて、彼らへの愛を語るのはたやすい。けれど、あえて嵐でなく“彼らと過ごした時代”にフォーカスすることで、見えてくるものがきっとあるーー。

【写真】平成とともに大人になった嵐

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2020年に活動を休止する嵐の5人

注目の嵐ツアー『ARASHI Anniversary tour 5×20』の当落が、3月13日に出そろった。FC会員からは、悲喜こもごもさまざまな声が上がっている。そして、毎年恒例の『24時間テレビ42 愛は地球を救う』(8月24〜25日)のメインパーソナリティーに就任というビッグニュースも届いたばかりだ。

来年、2020年をもって活動を休止する嵐。

くしくも今年、2019年は嵐の結成から20年。“産声(うぶごえ)”を上げた彼らが、ついに“成人”に至る年だ。正直そんなにたった気はしないし、だからこそ「やめないで」とも思う。しかしながら、時間は確実に嵐にも私たちにも流れていて、「これからどう歩くの?」と問いかけてくる。

1999年、“恐怖の大王”から2か月遅れで来た“嵐”

「1999年って何があったの?」

アラフォー以上の世代に聞けば、嬉々として「ノストラダムスの大予言ってあったよね!」と話してくれる人がいるはずだ。“1999年7の月に空から恐怖の大王が降ってくる(地球が滅びる)”という説が流行(はや)ったが、もちろん大王はこれをすっぽかし、かわって日本には2か月遅れで“嵐”がやってきた。

彼らは“恐怖”からはほど遠く、どこか生まれてしまった戸惑いをもてあましているような、シャイで可愛い少年たちだった。

当時はタッキーこと滝沢秀明さんを筆頭に、まさにジュニア黄金期の真っただ中。彼の主演ドラマ『魔女の条件』(1999年4月〜6月放送)は最高視聴率29.5%を叩き出し、タッキーこそV6、KinKi Kidsに続く次期CDデビュー候補に間違いないと読まれていた。

そんな彼を留め置き、同年9月に結成された嵐は、11月に『A・RA・SHI』(フジテレビ バレーボールワールドカップのテーマ曲)でCDデビューを果たす(ちなみに、同年のヒット曲ランキング第1位は『だんご3兄弟』。ジャニーズからは第10位にKinKi Kidsの『フラワー』がランクインしている)。

これはよい意味での番狂わせや、新しい価値観の象徴となる采配だったように思う。
世の出来事に目を向けると、同年1月から“iモード”(NTT docomoによる携帯電話のIP接続サービス)がスタート。巨大掲示板“2ちゃんねる”(現・5ちゃんねる)が開設されたのもこのころで、嵐も私たちも、エールから悪口まで否応なく“見知らぬ他人の思いにリサーチされる人生”に踏み出すことになった。

よくも悪くも人の本音が可視化されてしまう、不思議な時代の始まりだ。

デビュー当時の5人の気持ち

不思議といえば、二宮和也さんは雑誌の取材で「俺にとって、もっとも不思議なことは嵐がデビューしたってことかな。だって、もしデビューしてなかったら、今、何やってるかわかんないもんね」と語ったことがある。

相葉雅紀さんも、「実はデビュー当時のことってあんまり覚えてないんだよ。デビューして、これから先どうなっていくのかってことも、よく理解してなかったし」と続けていた。

よくわからないまま、デビューという“嵐”に巻き込まれたのは、ほかならぬ彼ら自身だったのかもしれない。

さて、繊細さだけでは泳ぎきれない世が始まったせいか、当時は女性のファッションやメイクもか弱さより“媚びない強さ”を感じさせるものが支持された。美白一択の現代からは想像できないけれど、ガングロメイクやヤマンバメイクが登場し、高さ10センチはある厚底ブーツも大ヒット。上目遣いで男性を見つめるスタンスから、身長を底上げして肩を並べるスタイルが好まれた。

さらに、1999年は“イケメン”という言葉が爆誕した年でもある。

女性が意志的に素敵な男を選び、眺め始めた時代。

この年生まれた嵐は、「オレがオレが」というオラつきとは無縁で、むしろ「えっ?  僕たちなんですか?」と不測の事態に揺れる脆(もろ)さをはらんでいた。ただし、強烈に魅力的な。

大野智さんは、「(デビュー当初)寝る時間もないくらい忙しい生活が、1か月ちょっと続いたの。これが一生続くのか!? と思ったらゾッとして、逃げ出そうと思ったことはある(笑)」と回想し、松本潤さんは「俺は高1でデビューで……。(中略)“俺、高1で人生決まってたのかぁ”ってやっと気がついたよ」と思い返していた。

これを受けて、櫻井翔さんは「大変ねぇ、このコも〜」と、“最年少”の松本さんに寄り添う。嵐は、「なんとしてもデビューを勝ち取る!」と志を同じくして集った仲間ではない。

2000年代に突入した嵐は、さらなる飛躍を遂げることとなる。

<プロフィール>
みきーる/ジャニヲタ・エバンジェリスト。ライター・編集者。
グループを問わずジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に、『ジャニヲタあるある』(青春出版社)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)など。
◆Twitter@mikiru
◆オフィシャルブログ『ジャニヲタ刑事!』

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