現代のストレス社会をいやす、Eテレ『オトナの一休さん』 サントラも発売

現代のストレス社会をいやす、Eテレ『オトナの一休さん』 サントラも発売

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  • 更新日:2016/11/30
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NHK・Eテレで放送中『オトナの一休さん オリジナル・サウンドトラック』12月21日発売決定。音楽は大友良英氏とMAREWREW(マレウレウ)が担当

10月5日からNHK・Eテレで放送されている『オトナの一休さん』(毎週水曜 後10:45)。室町時代に実在した「一休さん」の知られざるエピソードを、本人や弟子たちが残した文献をもとにアニメ化したら、「なるほど!」と感心してしまう話からクスッと笑ってしまう話、さらには「え?本当に?」とびっくりしてしまう話まで、バリエーション豊かで面白いと評判に。番組の反響を受けて、早くもサントラCDがリリースされることも決定した。

『オトナの一休さん』場面カット

とんちで有名な「一休さん」の“コドモ”時代は、アニメや絵本で見て知っている人は多いが、“オトナの”一休さんを描いたアニメはこれまでになかった。『オトナの一休さん』に登場する一休宗純(いっきゅう・そうじゅん)は、風変わりな言動で人々を驚かせ、お坊さんの世界でタブーとされていた飲酒や女性との交際などを繰り返したことから「破戒僧」と呼ばれた。その型破りなキャラは天然なのか、確信犯なのか、何なのか。声を担当しているのは、俳優としても活躍するお笑いタレントの板尾創路。

ほかに、一休の兄弟子・養叟宗頤(ようそう・そうい)に尾美としのり、蜷川新右衛門(にながわ・しんえもん)に山崎樹範、一休のガールフレンド・地獄太夫(じごくだゆう)に大堀恵、一休に怒られがちな弟子たちを夜ふかしの会のメンバーらが出演している。

ディレクターの藤原桃子氏は「これまでの一休さんのイメージを覆したいと思っているので、皆さんが驚くような話を選ぶようにしています。弟子たちが残した文献や本人が書いた詩などの資料を読んで、アレンジしたらおもしろそうだと思うネタを厳選しているんですが、一休さんの詩はエッチなものがあったりライバルの兄弟子を猛烈に批判していたりと、意外にも人間味にあふれているんです」。

一休さんの人間味あふれる言動がそのまま作品の魅力になっている。その上、第3回(10月19日放送)の中で一休さんがパラパラを踊っていたり、第4回(10月26日放送)では、一休さんがラップバトルならぬ“ストリート禅問答”が始まって、熱唱するシーンも登場。

作家・ふじきみつ彦氏は「史実に基づいているので、事実関係は間違えないようにしています。実際、番組内の会議でも『嘘をつくのはNGだが、大嘘はいいんではないか』という意見が出ています。観ている人にとって『この要素はギャグだな』とわかりやすいようにしています」。

各エピソードのオチでは、「ゴールに固執しがち」「見かけばかりこだわる」「安易に答えを求めようとする」「常識にとらわれがち」「形式が整えられれば安心する」…といった現代人に喝を入れてくれる。

「禅の世界には、『無縄自縛(むじょうじばく)』という言葉があります。ありもしない縄で自分を縛るという意味ですが、ストレス社会と言われている現代では、過去の失敗やコンプレックスといった“ありもしない縄”に縛られている方もいると思う。そういったしがらみを抱えている皆さんが見たときに、クスッと笑えてリラックスできるような番組にしたい」と藤原氏。ふじき氏も「お坊さんがやってはいけないと言われていることを、すべてやってしまうのが一休さん。その姿を見ることで、皆さんが『自分もいいかげんでいいんじゃないか?』という気持ちになってもらいたい」と番組に思いをこめる。

音楽も天衣無縫でぜいたく。聴いているだけで、いやされる。手掛けているのは『あまちゃん』の大友良英氏と、アイヌの伝統歌「ウポポ」を現代に蘇らせる女性ボーカルグループ・マレウレウ。12月21日発売のサントラCDには、板尾と大堀が歌う「大人の一休さん」も収録される。

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