【CES2018】NVIDIAがメルセデス・ベンツの次世代コクピット「MBUX」に最新AI技術を提供

【CES2018】NVIDIAがメルセデス・ベンツの次世代コクピット「MBUX」に最新AI技術を提供

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/13

ラスベガスのCES 2018において、Mercedes-Benz は次世代の自動車のコクピットに関する、まったく新しい車内インフォテイメントシステム、「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を発表した。このシステムでは、ドライバーや乗客による自動車の操作方法を変革するためAIが導入される。

「私たちは、乗客と自動車の関係性を劇的に変えることを目指しています」Daimler AG Group Research & Mercedes-Benz Cars Development の執行役員であるオラ・カレニウス (Ola Källenius) 氏は話す。

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オラ・カレニウス氏

また、NVIDIA の CEO であるジェンスン・フアン (Jensen Huang)氏も、「私は、世界最先端の未来のコクピットを作ることを望んでいます。このコクピットには、素晴らしいコンピューターグラフィックスが使用されますが、最も重要なのは、ユーザーエクスペリエンスを革新するためにAIが導入されることです」語る。フアン氏は、昨年のCES 2017で、
Mercedes-Benz の経営陣と共に、2018 年に準備が整うAI 導入自動車に関して両社が協力すると述べている。

ファン氏は続ける。
「とても短い期間内に非常に複雑な作業を行なっているため、私たちは、新しいタイプの業務関係を結ぶことにしました。ドイツとシリコンバレーにいる当社の技術者と Mercedes-Benz の技術者は、1つのチームとして協力します。この結果、私たちは、並行してイノベーションを推進し、自動車にイノベーションを統合し、テストして、市場に投入できるようになります」

このようなNVIDIAのAIテクノロジーの支援を受けた Mercedes-Benz のユーザーエクスペリエンス (MBUX) のために、美しく新しい3D タッチスクリーンディスプレイが搭載されます。これは、「へイ、メルセデス (HeyMercedes)」という言葉で呼び出すことができる新しい音声起動アシスタントで操作できるという。

Mercedes-Benz のデジタルビークル&モビリティー担当副社長であるサジャド・カーン (Sajjad Khan)氏はライト、その他の快適機能などの詳細を指摘して、次のように述べている。
「誰もが認めるシステムの美しさに加えて、インテリジェンスによりシステムはパーソナライズされます。これは、お客様の要求に適応するインテリジェントな学習システムです」

新しいインフォテイメントシステムは、AI を活用して、ドライバーや乗客の好みに合わせることを目指しているという。たとえば、自動車での帰宅時にお気に入りの音楽を自動的に提案したり、夕食時にはなじみのレストランへの道筋を示したりできる。また、新しい機能を提供するOTA(無線ネットワーク)による更新が利用可能できるというメリットもある。

フアン氏は、Mercedes-Benz によってNVIDIAが選ばれた理由として、プロセッサのグラフィックスと AI パフォーマンスを挙げた。このプロセッサによってリアルタイムの 3D アニメーションが表示されるだけでなく、遅延のないタッチスクリーンときわめて滑らかなグラフィックスが提供されるからだ。また、OTA更新によって、新機能が徐々に追加されていく付加機能も備えている。

新型Aクラスで来月に導入されるMBUXでは、ナビゲーション、インフォテイメント、その他の機能を備えた印象的なワイドスクリーンのディスプレイ、自動車のハンドル上のタッチコントロールボタン、音声コマンドで呼び出すことができるインテリジェントアシスタントが提供される。

Mercedesのチーフデザイン担当者であるゴールデン・ワゲナー (Gorden Wagener) 氏は、次のように説明する。
「これまで車内で誰も体験したことのないようなユーザーエクスペリエンスを生み出しました。これは直感的かつシンプルで思いも寄らなかったものであると共に、非常に美しく、魅力的です。言い換えれば、これまでで最もホットでクールなオペレーティングシステムです」

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MBUX について発表するCaption:Mercedes-Benz のデジタルビークル&モビリティー担当副社長のサジャド・カーン氏

さらに、カーン氏は次のように続けました。
「音声認識システムに話しかける場合、これまでのように『ラスベガスの天気をチェック』といった、ロボット向けのコマンドを使う必要はありません。その代わりに、『へイ、メルセデス。明日はサンダルでも大丈夫か』のようにシンプルに尋ねることができます。同乗者と話す場合とほとんど同じように、いつもの感じで自動車と対話することができます。このシステムは、23か国語で利用でき、最新の俗語に対応するため常に更新されます」

MBUXは、同社の流線形の新型Aクラスコンパクト自動車で今春初めて搭載され、最終的には、Mercedes-Benz の次世代の全コンパクト自動車に導入される予定だ。

構成/編集部

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