荒野で出会い系パーティー、オーストラリアの伝統?

荒野で出会い系パーティー、オーストラリアの伝統?

  • AFPBB News
  • 更新日:2016/11/30
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豪ニューサウスウェールズ州アリアパークで、出会い系パーティーが始まる前から酒を飲んで盛り上がる参加者たち(2016年10月29日撮影)。

【AFP】オーストラリアの荒野にピックアップトラックに乗ってカウボーイブーツ姿の男女たちが集まって来る。ここではアルコールが24時間ぶっ通しで飲み放題――現代オーストラリアの出会い系パーティーへ、ようこそ。

へき地の小村や農場に暮らす独身の男女にとって、パートナー探しで頼りになるのは出会い系アプリよりも昔ながらの「バチェラー・アンド・スピンスター(独身男性と独身女性)」と呼ばれるお見合い目的のダンスパーティーだ。

大自然が残るオーストラリアの荒野「アウトバック」を舞台にした独身男女向けの野外パーティーは何十年も前から続く伝統で、今でも数千人の若者たちが集まる。恋人を求める人もいれば、酔って騒ぎたいだけの人もいる。

かつてゴールドラッシュで栄えたガルゴンから訪れたエミリー・ピットさん(24)によれば「かなり昔からの慣習」だという。家と家の間が何百キロも離れている田舎で独身者たちはこうしたパーティーを通じて出会ってきたのだそうだ。

シドニーから西へ400キロ。小麦や 菜の花の広大な畑に囲まれたアリアパークは、本来は出会い系パーティーよりも穀物の産地として知られる町だ。人口はわずか500人ほどで、メインストリートには大きなベランダのある歴史的な建造物が立ち並び、時間が止まっているようだ。

いつもは平穏な町だが、10月最後の土曜日になるとパーティーの参加者たちを乗せた大量のピックアップトラックが大きなエンジン音をとともに押し寄せる。今年の野外出会い系ダンスパーティーには32年の歴史の中で2番目に多い1500人ほどが参加した。

夜のダンスパーティーは正装と決められているが、その前のウォームアップパーティーは服装自由。参加者はTシャツやサンダル姿で、酒を飲むペースも速い。

はるか200キロを超える遠方から車を運転して参加したクラウディア・ベイリーさんは「とにかく楽しい。知らない人たちと出会えるし、お酒も飲めて盛り上がる」と話す。ベイリーさんの参加は今回で5回目だ。

■生身の人々と出会える

一方、アウトバックスでの出会い系パーティーは大量飲酒や安易なセックス、危険運転などで悪評判も高く、主催者は安全の維持に頭を悩ませる。

アリアパークのパーティーの場合、チケット代は120豪ドル(約1万円)で飲み放題。ドリンク用のプラスチックカップやコンドームなどが入ったグッズバッグ付きだ。

シドニー在住の常連参加者ジャック・ビーハグさん(20)は気楽な雰囲気が好きだと語る。「ここに来るだけで、誰とでも会話を楽しめる」都会で人気の出会い系アプリとの大きな違いはその点にあるという。「こっちなら、みんなと仲良くなれるんだ」

パーティーが佳境に入り、酔いも回ってきた参加者たちは、目当ての相手を誘ってピックアップトラックの中で夜を明かす。

主催者のネッド・フィッシャー氏は「昔はきちんと正装してディナーを食べる見合いの場だったのだが」と言いながらも「もっと今風のものに変わって、パーティー色が強まった。ここに気楽にやって来て、楽しい時間を過ごして、新しい知り合いをつくる。心からくつろいでいるんだ」と理解を示している。【翻訳編集】AFPBB News

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