プレミア初参戦、現在6位のハダースフィールドとは?

プレミア初参戦、現在6位のハダースフィールドとは?

  • J SPORTS
  • 更新日:2017/09/15
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昨季はチャンピオンシップで5位に終わり、プレーオフの準決勝と決勝をPK戦の末に何とか勝ち抜いてプレミアリーグへの切符を手に入れた。

ハダースフィールドがトップリーグに参戦するのは1971-72シーズン以来45年ぶりであり、プレミアリーグは初参戦となる。

シーズンオフにそれなりに補強はしたものの、バブリーな他チームのそれと比べると地味であることは否めない。スカッドの中で誰もが知っている選手と言えば、トム・インスくらいだろう(それだってポールの息子という注釈が必要だ)。

当然のことながら前評判は「降格候補筆頭」だった。

しかし開幕戦でクリスタルパレスを敵地で3-0と紛糾すると、ホーム初戦ではニューカッスルに1-0の完封勝利。続くホーム・サウサンプトン戦はスコアレスドロー。そして前節、ロンドンスタジアムでウェストハムに0-2で敗れ、ようやく黒星が付いた。しかし、敗れはしたものの72分まで失点を許さず、今季プレミアの全20チーム中で、「最も初失点が遅いチーム」となった。

4節を終えた現在の順位は6位。ちょっとしたセンセーショナルを巻き起こしている。

1908年に設立されたハダースフィールドは、1972年にトップリーグから降格して以降は2部から4部を行き来していた。

そんな中、2009年にチェアマンに就任したディーン・ホイル氏は、翌年、ファンに対して『私的プレミアシップ誓約』なるものを発行する。その年(あるいはその前年)のシーズンチケットを保有し、以後も更新し続けてくれたファンには、プレミアリーグに昇格した初年度の年間チケットをわずか100ポンドで提供するというものだった。

当時3部リーグ所属ながら、クラブの高い目標をハッキリと打ち出したチェアマンは、2015年11月にボルシア・ドルトムントIIを率いていたデイヴィッド・ヴァグナーを監督として招聘。この人選が的中し、12年にチャンピオンシップに昇格して以降も下位に低迷していた同クラブが、わずか1年半でプレミアリーグの仲間入りを果たしたのだ(そしてチェアマンの誓約通り、忠実なファンは100ポンドでシーズンカードを手に入れている)。

フォーメーションはウィンガーの印象が強かったインスをトップ下に置く4-4-1-1。クロスボールを次々と跳ね返すCBクリストファー・シンドラーの空中戦は一見の価値ありだ。またクリーンシートが話題となっているが、ガチガチに守るタイプでもなく、規律を守りながらも恐れ知らずな攻撃が魅力的だ。今回もホームゲームなだけに、積極的にシュートを放てば何かが起こるかもしれない。

なお、練習場は一般市民と共同で使用しているというハダースフィールド。プレミア初開催の2日前の朝にはお年寄りが選手の使用するグランドでボウル(ボーリングの前身)を楽しみ、ランチタイムにはプレミアリーガー達が市民に混ざって食堂の列に並んでいたという。さすがに専用ラウンジは建設中とのことだが、まだ完成していないとのこと。

応援したくなる要素が満載のチームだが、幸運にも観戦に行くチャンスが訪れたら電車とタクシーで向かうことをお勧めする。地元紙によれば、急激に増えた観戦客のせいで駐車違反が増え、住民の怒りが爆発しているそうだ。

ちなみにハダースフィールドの鉄道駅には有名な駅猫がいる。名前はフェリックス。黒白の長毛猫で、2011年から社員として採用されているそうだ。猫とプレミアリーグ。訪れる価値は十分だろう。

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