単独or競合?各球団の「1巡目」からみるドラフト会議 【パ・リーグ編】

単独or競合?各球団の「1巡目」からみるドラフト会議 【パ・リーグ編】

  • ベースボールキング
  • 更新日:2016/10/19
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6球団の1位指名が集中した早大・大石達也投手の交渉権を引き当て、喜ぶ西武・渡辺監督(右端) (C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 競合でも特攻?それとも単独狙い?

2016年のドラフト会議まであと2日――。今年は各カテゴリーに有望な選手が揃う“豊作イヤー”とも言われ、その注目度は高い。

しかし、それ故に各球団は1巡目の指名に頭を悩ませることになるだろう。競合するリスクを回避して一本釣りを目指すのか、それとも競合覚悟で欲しい選手を獲りにいくのか...。そこに各球団の色が出る。

ここではドラフトが現行の制度になった2008年以降の8年間を振り返り、各球団の1巡目の指名傾向と、抽選となった場合の勝敗を探ってみた。今回はパ・リーグ編。

◆ オリックス=単独5回:競合3回(0勝3敗)

近年は大学・社会人の単独指名が続いているように、即戦力狙いの色が濃い。また、比較的単独での指名が多いのも特徴。ちなみに過去8年で競合は3回あったが、その3回とも交渉権の獲得に失敗している。

特に2010年は再抽選、再々抽選でも競合となった末にハズレを引くなど、ここ8年は抽選で勝った試しがない。今年も目指すは一本釣り...!?

2015年:[単独] 吉田正尚
2014年:[単独] 山崎福也
2013年:[単独] 吉田一将
2012年:[競合] 藤浪晋太郎(×4)⇒ 松永昂大(×2)⇒ 松葉貴大
2011年:[競合] 高橋周平(×3)⇒ 安達了一
2010年:[競合] 大石達也(×6)⇒ 伊志嶺翔大(×2)⇒ 山田哲人(×2)⇒ 後藤駿太
2009年:[単独] 古川秀一
2008年:[単独] 甲斐拓哉

◆ 楽天=単独0回:競合8回(3勝5敗)

ここ8年で1度も単独指名がない唯一の球団。競合覚悟でドラフトに臨み、5球団が競合した2013年の松井裕樹を含む3度も当たりくじを引いている。

再抽選での競合は過去2度あり、いずれも「当たり」を引くなど、くじ引きの結果は10戦5勝と五分。今回も競合覚悟で注目株を指名するのか?!

2015年:[競合] 平沢大河(×2)⇒ オコエ瑠偉
2014年:[競合] 安楽智大(○2)
2013年:[競合] 松井裕樹(○5)
2012年:[競合] 森 雄大(○2)
2011年:[競合] 藤岡貴裕(×3)⇒ 武藤好貴
2010年:[競合] 大石達也(×6)⇒ 塩見貴洋(○2)
2009年:[競合] 菊池雄星(×6)⇒ 戸村健次
2008年:[競合] 野本 圭(×2)⇒ 藤原紘通(○2)

◆ 西武=単独5回:競合3回(2勝1敗)

このところは単独指名が続いているものの、かつては驚異的なくじ運の強さを発揮。

2009年(菊池雄星)と2010年(大石達也)に2年連続で6球団による競合に挑み、2年連続で交渉権を手にしている。

2015年:[単独] 多和田真三郎
2014年:[単独] 高橋光成
2013年:[単独] 森 友哉
2012年:[競合] 東浜 巨(×3)⇒ 増田達至(○2)
2011年:[単独] 十亀 剣
2010年:[競合] 大石達也(○6)
2009年:[競合] 菊池雄星(○6)
2008年:[単独] 中崎雄太

◆ ロッテ=単独3回:競合5回(3勝2敗)

直近8年における一回目の抽選結果で勝ち越している数少ないチーム。4球団が競合した2012年(藤浪晋太郎)と2010年(斎藤佑樹)は抽選に敗れたが、競合した再抽選の結果はいずれも「当たり」。抽選の結果だけを見れば5勝2敗と圧巻の数字となる。

1回目の抽選だけを見ても、以降の再抽選結果を含め、ここ8年で勝ち越しているのはロッテと西武のみ。競合確実とも言われている田中正義の指名を公表した中、その引きの強さを今年も発揮できるか!?

2015年:[競合] 平沢大河(○2)
2014年:[単独] 中村奨吾
2013年:[競合] 石川 歩(○2)
2012年:[競合] 藤浪晋太郎(×4)⇒ 松永昂大(○2)
2011年:[競合] 藤岡貴裕(○3)
2010年:[競合] 斎藤佑樹(×4)⇒ 伊志嶺翔大(○2)
2009年:[単独] 荻野貴司
2008年:[単独] 木村雄太

◆ ソフトバンク=単独3回:競合5回(2勝3敗)

昨年は高校No.1投手の呼び声高い高橋純平を引き当てたチーム。過去5回の競合指名の中で、交渉権を手にしたのは2回。悪い結果ではないが、松井裕樹の獲得を目指した2013年は再抽選でも外すなど、抽選結果に関しては2勝4敗と負け越している。

将来性を見据えた路線の色が強い中、高校生のタレントが多い今年の指名にも注目が集まる。

2015年:[競合] 高橋純平(○3)
2014年:[単独] 松本裕樹
2013年:[競合] 松井裕樹(×5)⇒ 杉浦稔大(×2)⇒ 加治屋蓮
2012年:[競合] 東浜巨(○3)
2011年:[単独] 武田翔太
2010年:[競合] 斎藤佑樹(×4)⇒ 山下斐紹
2009年:[単独] 今宮健太
2008年:[競合] 大田泰示(×2)⇒ 巽 真悟

◆ 日本ハム=単独2回:競合6回(3勝3敗)

「その年の一番」を指名するという球団方針の下で、6度の競合を経験。その中4球団競合を2度制すなど、結果は3勝3敗と上々だ。

しかし、松井裕樹の指名に失敗した2013年は、再抽選と再々抽選も失敗。トータルの抽選結果は3勝6敗となっている。

2015年:[競合] 高橋純平(×3)⇒ 小笠原慎之介(×2)⇒ 上原健太
2014年:[競合] 有原航平(○4)
2013年:[競合] 松井裕樹(×5)⇒ 柿田裕太(×3)⇒ 岩貞祐太(×2)⇒ 渡辺 諒
2012年:[単独] 大谷翔平
2011年:[競合] 菅野智之(○2)
2010年:[競合] 斎藤佑樹(○4)
2009年:[競合] 菊池雄星(×6)⇒ 中村勝
2008年:[単独] 大野奨太

(○は当たり、×はハズレ。記号横の数字は競合数)

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