順天堂大、痛恨ドローで優勝逃す...筑波大の13年ぶり関東1部制覇が決定

順天堂大、痛恨ドローで優勝逃す...筑波大の13年ぶり関東1部制覇が決定

  • サッカーキング
  • 更新日:2017/11/13
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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦1部 第21節が11日に行われ、フクダ電子アリーナでは2位・順天堂大学と東洋大学が対戦。2-2の引き分けに終わった。そして龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドで行われた同時刻キックオフの一戦で、首位・筑波大学は流通経済大学に3-0と快勝。首位と2位の勝ち点差が「4」に開き、最終節を残して筑波大の優勝が決まった。

筑波大を勝ち点差「2」で追う中、東洋大と激突した2位・順天堂大。立ち上がりからボールポゼッション率で相手を上回り、両サイドを広く使った攻撃で得点を目指した。しかし23分、最終ラインの背後を取られ、東洋大のMF宮野直也(4年)に先制ゴールを許してしまう。前節の法政大学戦に続いて先手を取られ、「エネルギーを使うことになる」(堀池巧監督)展開となった。

ビハインドを負った順天堂大は38分、FW旗手怜央(2年)がMF杉田真彦(4年)からのクロスに反応。右サイドから供給されたボールに飛び込み、ニアサイドからダイビングヘッドを突き刺して同点に追い付いた。なかなか決定機を作るに至らない展開で、チームトップスコアラーの背番号11が意地のゴールを決めてみせた。

だが、後半開始早々に落とし穴が待っていた。49分、バックパスにミスが出て自陣でボールを失うと、東洋大MF小堀将人(4年)にドリブルシュートを決められ、1-2。再びリードを許すこととなった。堀池監督は51分、FW松島奨真(4年)を投入。57分にはDF毛利駿也(4年/ツエーゲン金沢加入内定)を送り出し、右サイドハーフに据えて攻撃の活性化を試みた。

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後半開始早々に東洋大が勝ち越しに成功した [写真]=内藤悠史

残り15分を切っても、スコアは1-2のまま。堀池監督は3枚目の交代カードとしてMF新里涼(4年)をボランチの位置に起用し、MF名古新太郎(3年)をより高い位置に上げて攻撃の枚数を増やした。すると1分後、CKの流れからゴール前で混戦となり、旗手が右足シュートを突き刺す。スコアは2-2となり、残り10分強で逆転を目指すこととなった。

今節で引き分け以下に終わった場合、筑波大が勝つと優勝を逃すこととなる順天堂大は、必死の猛攻を仕掛けた。フクダ電子アリーナで実施された集中応援の声は時間を追うごとに大きくなり、圧巻の雰囲気で試合終盤の攻防が繰り広げられた。東洋大も平成29年度第66回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)出場権獲得の望みをつなぐためには、勝利が必要な状況だった。意地がぶつかり合ったが、互いに勝ち越しゴールを挙げることができずに試合終了のホイッスルを聞いた。

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タイムアップととおもに、ピッチに倒れ込んだ両チームの選手たち [写真]=内藤悠史

タイムアップとともに、両チームの選手たちはピッチへと倒れ込んだ。見応え十分の熱戦はしかし、互いが求めるものを失う結果に終わった。筑波大が流通経済大を3-0で破ったため、最終節を前にして優勝が決定。順天堂大はタイトルを逃すこととなった。そして東洋大は、6位・明治大学との差が4ポイントのまま。インカレ出場権獲得の可能性が潰えてしまった。

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筑波大が13年ぶりの関東大学リーグ1部制覇を決めた(写真は10月29日) [写真]=内藤悠史

リーグ戦は1試合を残すのみ。翌週末に行われる最終節、1試合のみの開催となる19日には味の素フィールド西が丘で筑波大と順天堂大が激突する。優勝決定戦となる可能性もあった頂上決戦は、筑波大のリーグ制覇が決まった状態で開催されることとなった。東洋大戦で2得点を挙げた順天堂大FW旗手は「最後に勝った方が優勝、という状況に持ち込みたかったけど…」と痛恨のドローを振り返り、「簡単に切り替えるのは難しい」とタイトル逸の悔しさを語った。そのうえで「過去に戻ることはできないし、変えられるのは先のことだけ」と前を向いた旗手。最終節で筑波大を相手に意地を見せ、インカレへと弾みをつけたいところだ。

関東大学リーグ1部の優勝争いとインカレ出場権争いは、最終節を前に決着を迎えた。注目は残留争いへ。9位・駒澤大学以下の4チームに2部降格の可能性が残るが、事実上は三つ巴の戦いとなった。10位・日本体育大学と11位・慶應義塾大学が勝ち点「20」で並び、最下位に転落した専修大学が2ポイント差で追う。3チーム中、トップリーグにとどまることができるのは1つのみ。サバイバルの行方から目が離せない。

【スコア】
順天堂大学 2-2 東洋大学

【得点者】
0-1 23分 宮野直也(東洋大学)
1-1 38分 旗手怜央(順天堂大学)
1-2 49分 小堀将人(東洋大学)
2-2 78分 旗手怜央(順天堂大学)

■関東大学リーグ1部順位表(第21節終了時点/残り1試合)
1位 筑波大学(勝ち点51/得失点差37)※13年ぶり15回目の優勝決定
2位 順天堂大学(勝ち点47/得失点差14)
3位 流通経済大学(勝ち点38/得失点差5)
4位 法政大学(勝ち点30/得失点差1)
5位 東京国際大学(勝ち点30/得失点差-3)
6位 明治大学(勝ち点29/得失点差-1)
======インカレ出場権獲得決定======
7位 東洋大学(勝ち点25/得失点差1)
8位 桐蔭横浜大学(勝ち点25/得失点差-6)
========1部残留決定=========
9位 駒澤大学(勝ち点23/得失点差-2)
10位 日本体育大学(勝ち点20/得失点差-18)
11位 慶應義塾大学(勝ち点20/得失点差-18)
12位 専修大学(勝ち点18/得失点差-10)

※11位と12位が2部降格

■関東大学リーグ1部最終節(第22節)日程
▼11月18日14時キックオフ
東京国際大学 vs 桐蔭横浜大学(栃木市総合運動公園陸上競技場)
流通経済大学 vs 慶應義塾大学(味の素フィールド西が丘)
法政大学 vs 日本体育大学(相模原ギオンスタジアム)
東洋大学 vs 専修大学(日本大学稲城総合グラウンド)
明治大学 vs 駒澤大学(三ツ沢公園陸上競技場)
▼11月19日13時キックオフ
筑波大学 vs 順天堂大学(味の素フィールド西が丘)

取材・文=内藤悠史

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