ブルガリア「プロヴディフ」で楽しむ古いお屋敷巡り、優雅な生活を疑似体験!

ブルガリア「プロヴディフ」で楽しむ古いお屋敷巡り、優雅な生活を疑似体験!

  • トラベルjp<たびねす>
  • 更新日:2016/12/01
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ブルガリア「プロヴディフ」で楽しむ古いお屋敷巡り、優雅な生活を疑似体験!

ヨーグルトの名前で、または「琴欧州」出身地として知られているブルガリアは、日本人には馴染みの薄い国かもしれませんが、山と丘陵に富み豊富な観光資源、素晴らしい教会建築に民族復興期の家々、優しい人々・・・と魅力がいっぱい!

ブルガリア第二の都市「プロヴディフ」にも、民族復興期の古いお屋敷が建ち並び、かつてオスマン朝支配下にあった雰囲気を残す古民家も残ります。これらのお屋敷巡りは旧市街で楽しめます。

■地域民俗博物館となっている「ゲオルギの家」

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写真:Hiroko Oji

「プロヴディフ」は、バルカン山脈とロドピ山脈に挟まれたトラキア平原のほぼ中央に位置し、比較的温暖で長閑な風景に囲まれた町ですが、ブルガリア第二の都市。紀元前19世紀には、トラキア人の集落が結成されていた町です。交通の要衝地でもあるため、商業が栄え、後にはローマ帝国に続きオスマン朝の支配下に入るなどの歴史があり、それらの名残をしっかり今に伝えています。

プロヴディフの旧市街には、その歴史の中で培われてきた民族復興期の様式を色濃く残している民家が建ち並びます。そのうちの一つ「ゲオルギの家」は、地域民俗博物館として解放されています。イスタンブール出身のハジ・ゲオルギが1847年に建てたお屋敷で、どっしりとした石塀に囲まれています。門を入ると、緑豊かな庭の奥に見えているお屋敷で、バロック様式と民族復興様式がミックスされており、国の重要文化財指定の建物です。

外観も素晴らしいお屋敷ですが、一歩中に入ると、これまた素晴らしいお部屋が並び、建設当時に使われていた農具や台所用品、民族衣装、装飾品に交じり、ブルガリアのバグパイプなどが展示されています。この館内は、展示物だけでなく、お部屋自体が素敵なものばかり。トルコ風の窓際に置かれる長ソファーに、金色が眩しいイコンがたくさん並ぶタペストリーが壁に飾られ、床には重厚で豪華な絨毯が敷き詰められています。天井の寄木模様の装飾は落ち着きがあり、そこからは豪華なシャンデリアがぶら下がっています。

■ギャラリーとしての「パラバノフの家」は、2階を見落とさないで!

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写真:Hiroko Oji

「ゲオルギの家」から西へ続く石畳の坂道を下ると、角にあるのが「パラバノフの家」。民族復興期の富豪、ルカ・パラバノフのお屋敷だった建物で、赤茶色の壁に白い可愛い模様が窓周りに施され、木の観音開きの雨戸が並ぶ、目が惹かれるお家は、2階部分が道路に張り出した典型的な民族復興期様式です。前の広場には、遺跡の発掘品のような石材がいくつも何気なく置かれています。

路地を周り込んで入り口から中に入ると、1階は広いホールのようになっていて、ギャラリーとして使われています。ブルガリアの現代美術作品が集められているスペースで、この片隅の階段を上がると、素敵なお部屋が見学できるのです。

天井の繊細なシャンデリアの取り付け部分には、美しい木彫り彫刻が施され、床を敷き詰める豪華な絨毯、各部屋に置かれた高価そうな気品のある調度家具の豪華さに、うっとりしてしまいます。どの部屋も広々としており、当時の優雅に生活する様子を思い浮かべながら、お部屋めぐりが楽しめます。

■ゲオルギアディの家はブルガリア民族復興博物館

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写真:Hiroko Oji

ゲオルギの家から東へ延びる坂道を下ると、ヒサル・カピヤと呼ばれる要塞門が通りを跨いでいます。紀元前4世紀に、マケドニア王フィリップ2世によって建設された門で、旧市街防衛の役目を担っていたのですが、支配が変わるたびに幾度となく破壊と修復が繰り返されてきました。ヒサル・カピヤをくぐると、その先にあるのがブルガリア民族復興博物館「ゲオルギアディの家」です。

ゲオルギアディの家は、パラバノフの家とよく似た、赤い壁に窓周りの白い装飾模様が美しい建物です。1848年にトルコの裕福な豪商によって建てられたもので、内部はトルコの雰囲気が溢れています。歴史博物館として利用されており、1階は町の歴史、2階と3階が民族復興期の独立運動の歴史の資料が展示され、大砲を見ることもできます。トルコ風の床の絨毯、窓際に設置された長ソファーがある広いホールの部屋を中心に四方に部屋が続き、どの部屋も天井の木彫り装飾や絨毯が美しいです。台所には漆喰で固められた竈があり、食卓もセットされています。

■アルメニア商人・ヒンドリヤンの家

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写真:Hiroko Oji

パラバノフの家の裏手にあるのが、「ヒンドリヤンの家」です。お花や緑で囲まれた庭先には、古い井戸や蔵があり、水色の壁に白い装飾模様が施されたシンプルな外観の木造のお屋敷。西欧の様式と民族復興期の様式とがミックスされており、他のお家とは一味違う外観です。

しかし内部に入ると、そこは豪華な調度品が溢れる部屋がいくつも!アルメニア商人だったヒンドリヤンが、商用で出かけたイスタンブールやアレキサンドリアなど、各地で手に入れた調度家具を展示しています。天井や壁の装飾が、各部屋それぞれ違ってエレガント!テーブルセットや木彫り彫刻のあるベッドなども部屋に応じてセットされています。このような気品のある部屋では、動作も自然と優雅になってきます。

■医者のお屋敷がギャラリー「ボヤジエフの家」に!

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写真:Hiroko Oji

ゲオルギの家から南へ坂道を下ると、左手に見えてくるのが「ボヤジエフの家」。19世紀に、医師でありブルガリア解放運動家でもあった人のお屋敷で、現在はブルガリアの画家ズラトュ・ボヤジエフのギャラリーになっています。

ボヤジエフは、病気のため、右手が使えなくなってからも左手で絵を描きつづけたのだそうです。病気になる前の精密な絵と、左手で描くようになってからの拙い絵とでは、大きな差があったのですが、展示作品を見ていると、徐々に力強さを増していったことが伝わってきます。

■古民家だけでなく教会も魅力あり!

プロヴディフ旧市街の古いお屋敷のいくつかをご紹介しましたが、この他にも、「ラマルティンの家」と呼ばれる道路へ張り出した出窓が印象的な家もあります。1830年の建造で、後にフランスの詩人であり政治家のアルフォンス・ド・ラマルテンが滞在したことから、このように呼ばれています。

また、お屋敷だけではなく、素晴らしく見応えがある教会がいくつかあります。その一つ、ゲオルギの家の隣にある、聖コンスタンティン・エレナ教会は、1832年に古代キリスト教会跡地に建てられたもの。入り口の左右の壁一面に描かれたフレスコ画が素晴らしく保存状態が良く、見事なものです。内部の壁一面を覆うのは、花や鳥のフレスコ画。奥には、民族復興期の巨匠ザハリ・ゾクラフらによる、金色に輝くイコンが埋め尽くす眺めは壮大そのものです。

また、ダイヤモンド模様が美しいミナレット(イスラム風の尖塔)を持つジュマヤ・ジャーミヤは、14世紀のオスマン朝ムラト2世の時代の建設。さらに、ジュマヤ広場の坂道を上ると、3層の鐘楼が目印となる聖処女教会が見えてきます。教会堂内の壁画が見事なのですが、その隣のスタニスラフ・ドスペフスキの傑作のイコンも見落とさないでくださいね。

古民家や教会だけでも、たっぷり一日はかかってしまうプロヴディフです。この他、遺跡や展望台となるスポットもありますので、少なくとも1泊は滞在して、ゆっくり観光を楽しんでくださいね。

関連MEMO

プロヴディフ公式サイト(英語)

ブルガリア・オフィシャル観光サイト

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