フランスのコンクールで最高賞を受賞 今、食すべき極上国産チーズとは?

フランスのコンクールで最高賞を受賞 今、食すべき極上国産チーズとは?

  • CREA WEB
  • 更新日:2019/05/19

国産のチーズが ここ3~4年で大躍進

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チーズといえば、ヨーロッパ産のものが断然おいしいというのはひと昔前のこと。

実は国産のチーズが海外のチーズコンクールで最高賞のグランプリを受賞するなど、ここ3~4年で大躍進を遂げているのです。

国産チーズの今を知るイベント「食べて発見! チーズニッポン 国産チーズセミナー」で、注目のおいしい国産チーズを取材してきました。

2000年以降は、設備の近代化が進むとともに世界的にも小さな生産者が増えています。国産チーズの生産者は300軒を超えているとのこと。

国産チーズの中でも、特に注目を集める「ニセコチーズ工房」(北海道)、「アトリエ・ド・フロマージュ」(長野)についてレポートします。

JAL国際線ファーストクラスの 機内食として採用!

「ニセコチーズ工房」(北海道)は、2005年にオープンした家族3人で営む小さな工房。製造のほとんどをオーナーの近藤裕志さんが行います。

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「ニセコチーズ工房」(北海道) 2代目オーナー・近藤裕志さん。

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「ニセコチーズ工房」(北海道)は、小さな工房。

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ボード上奥から、ミモレット12カ月熟成の椛【momiji】、ミモレットクラッシュタイプ、ブルーチーズ空【ku:】、二世古カマンベール。右奥はウォッシュタイプの風音【kazane】、その手前は粉雪【konayuki】。

こちらの工房を代表するチーズが「二世古 椛【momiji】」。「JAPAN CHEESE AWARD 2018」で金賞を受賞し、JAL国際線ファーストクラスの機内食として採用されているミモレットタイプの1年熟成チーズです。

「椛(もみじ)」という名前はニセコの美しい紅葉をイメージして名付けられたそう。

「濃厚ですが、クセがなく食べやすいチーズです。和食やごはんに合います。日本酒、コーヒーなどにも合い。すりおろして料理に入れたり、そのまま食べてもおいしく、オールマイティに使えるがチーズです。おにぎりに混ぜ込んでもおいしいんですよ」(近藤さん)

チーズに合わせるのはワインと思いきや、日本酒やごはんにも合うというのは、国産チーズならではの新しい楽しみ方ですね。

「日本のチーズは日本の食材に合う新しい文化。うちでは酒粕を合わせたり、ほかの工房では梅酒でウォッシュしたチーズがあったりと、日本の食材を使った新しいチーズがこれから世界中に受け入れられていくと思います」(近藤さん)

「二世古 椛【momiji】」は、通常のミモレットとは違い、インパクトがありつつ繊細でまろやかなお味です。

チーズはカットの仕方で味わいが変わります。薄くスライスしたものと、四角くキューブ状にしたもの、2種類を食べ比べてみました。

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「二世古 椛【momiji】」を薄くスライスしたものと、四角くキューブ状にしたもの。

スライスタイプと キューブタイプの味覚の差

まずはスライスタイプのものを試食。薄いので口に入れた瞬間にうまみが広がります。口どけがよく、最後はスッキリした後味。

次にキューブ状にカットしたものを。口に入れた瞬間はスライスほどのインパクトはないのですが、噛みしめているうちに濃い味が出て来てきて、飲み込んだあとにも風味の余韻が残ります。味わいの変化が楽しめる食べ方です。

同じチーズが切り方を変えただけで、こんなに違う味わいを楽しめるとは驚きです。チーズの奥深さを感じます。

この違いは、ぜひお試しあれ!

ニセコチーズ工房

所在地 北海道虻田郡ニセコ町字曽我263番地
電話番号 0136-44-2188
メール info@niseko-cheese.co.jp
https://www.niseko-cheese.co.jp/

フランスのコンテストで 最高賞を受賞した日本のチーズ

次に、1982年創業で40年近い歴史を持ち、信州の工房で新しいチーズを提案する「アトリエ・ド・フロマージュ」のチーフ・塩川和史さんに、国産と海外産のブルーチーズを解説していただきました。

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「アトリエ・ド・フロマージュ」のチーフ・塩川和史さん。

「アトリエ・ド・フロマージュ」のブルーチーズは、「JAPAN CHEESE AWARD 2014」でグランプリ、さらに2年に1回開催されるフランスのチーズコンテスト「MONDIAL DU FROMAGE 2015」で最高賞スーパーゴールドと、国内外で最高賞を受賞しています。

「日本とフランスではミルクの質が違うので、出来上がるチーズも違います。フランス産は力強く、日本のものはやわらかい。フランスのチーズに勝とうと思ったわけではなく、ヨーロッパにはヨーロッパの良さがあり歴史もあるので、見習いながら日本の良さを生かしたチーズをつくりました」(塩川さん)

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牧場にはブラウンスイス牛、ジャージー牛、ホルスタイン牛がいる。

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手前のトレイ右上から時計回りに、ブルーチーズ、ココン、ブリー(奥の皿も)、山のチーズ。

ブルーチーズは青カビの刺激が特徴的なチーズ。国産のものから試食してみたところ、マイルドでフレッシュ感があり、やさしい味わい。

フランス産のものは刺激が強く、個性的。ヨーロッパでは、クリームを混ぜるなどして、ブルーチーズを調味料として使うこともあるので、塩分が高いのだそう。

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左が「アトリエ・ド・フロマージュ」の国産ブルーチーズ、右がフランスのAOC(原産地呼称)のブルー・デ・コース。

さすが、世界が認めたブルーチーズ。フランス産のものは、香りが強いので、好き嫌いが分かれそうだけど、思わずワインが欲しくなるお味。

国産のものは、ブルーチーズが苦手だと思い込んでいる人にも、ぜひ食べて欲しい爽やかなチーズです。

「いつかパリの店先に自分のつくったチーズが並ぶことが夢です。ヨーロッパの人にどんな評価をもらえるのか楽しみです」(塩川さん)

アトリエ・ド・フロマージュ

所在地 長野県東御市新張504-6
メール info@a-fromage.co.jp
https://www.a-fromage.co.jp/

文・写真=梅森 妙
写真提供=CPA

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