意外と知らないカフェインにまつわる6つの事実

意外と知らないカフェインにまつわる6つの事実

  • @DIME
  • 更新日:2018/01/12
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コーヒーやエナジードリンクなど、カフェインを含むドリンクについて、これほど都市伝説めいた情報が流布している食品は、他にはないかもしれない。様々な誤解が一人歩きしている面もあるので、今回はカフェイン飲料について、意外と知られていない6つの事実を紹介したい。

その1:カフェのコーヒー1杯のカフェイン量はまちまち

病理学者のブルース・ゴールドバーガー博士は、近所のスターバックスで6日間連続して同じ商品を買いカフェインの含有量を調べたところ、かなりのばらつきがあることが分かった。少ないもので260mg、多いもので564mgもあったという。別の国の同様の調査では、51mgから322mgまでと、最小と最大で6倍の開きがあった。こうなる理由は、同じコーヒーの木でも、カフェイン含有量に大きな個体差があるため。この事実は、ある日はコーヒーを飲んだら気分がスッキリし、別の日は気分に変化が生じなかった、という現象の説明になるかもしれない。ちなみのスターバックス公式サイトでは、1オンス(約28g)につき20mgのカフェイン含有としか記されていない。

その2:エナジードリンクのカフェイン量はそう多くない

エナジードリンクは、コーヒーやコーラのような古くからあるドリンクに比べて、べらぼうにカフェイン含有量が多いイメージがある。しかし実際は、『バーン』や『レッドブル』1缶は80mg、『モンスターエナジー』1缶は140mg。それに対し、カフェのショートサイズ(240ml)のコーヒーで140mgに達することはあるし、玉露はその半分の量でも100mgを超える。ただし、日本では販売されていないエナジードリンクの中には、1缶で200mgを超えるカフェインが入ったものがある。

その3:コーヒーやお茶を一番飲んでいる国民は?

「コーヒー党の多い国は?」ときかれたら、アメリカを連想するかもしれない。確かに全体的な消費量では、アメリカは有数のコーヒー大国だが、1人あたりの年間消費量で見るとフィンランド人に軍配が上がる。次いで、ノルウェイ、アイスランドと続く。フィンランドでは法律で、雇用者は従業員にコーヒーブレイクの時間を設けることが義務づけられていることが影響していると思うが、寒冷地であることも関係しているのだろう。

お茶に関しては、統計データによって相違があるが、日本茶業中央会の調査では、クウェートがダントツで、お茶好きが多い日本の2倍も飲んでいる。2位はアイルランド、3位はイギリスと、紅茶好きで知られる国が続く。総消費量でいえば、人口の多い中国とインドが二強となる。

その4:コーヒーを一番飲むのは研究職者・技術者

職業別にみると、コーヒーが最も大好きなのは研究職者・技術者となる。そのためか、カフェイン摂取に関する学術研究では、研究者自身を実験台にすることがよくあるという。次に多いのは、マーケティングや広報の仕事に従事する人たちで、その後に学校の管理職者、編集者・ライターと続く。ただ、「ブラックコーヒー」と条件を狭めると、なぜか裁判員や弁護士がトップに躍り出る。

その5:コーヒーは健康にいい?悪い?

コーヒーが健康に悪影響を及ぼすのかどうかは、何百年も前から議論の種であった。現在は、いくつかの病気を予防する、つまり健康に良いことが確かめられている。例えばコーヒーを毎日5杯飲むと、2型糖尿病を発症するリスクは、約4割低下することが分かっている。他にも大腸がん、動脈硬化、脳卒中のリスクを減らし、光老化(シミ)を抑制し、パーキンソン病の発症を抑えるなど、多くの健康効果があることが確かめられている。ただ、有効成分のひとつであるカフェインについては、摂りすぎる(許容値は人によって様々だが)と不安や動悸といった負の効果がみられるのは確か。粉末のカフェインを、誤って致死量摂取して、死亡する人もいる。何事もほどほどが肝心といえる。

その6:カフェイン飲料とアルコール飲料を一緒に飲むとどうなる?

酒を飲みながら、コーヒーやお茶を飲むことで二日酔いを避けられるだろうか?答えはノー。いつもより酔いを感じにくくなって、杯が進んでしまい、また利尿作用で身体の水分が奪われることで、かえって二日酔いになりやすくなるという。

ちなみに、一部の抗うつ剤は、体内でのカフェイン分解を抑制してしまい、いらいらや不眠を引き起こすことがある。基本的に薬はなんであれ、カフェイン飲料で流し込まないようにすべきだろう。

主要参考資料:
『シアトル発 ちょっとブラックなコーヒーの教科書』(岩田リョウコ/ガイドワークス)
『カフェインの真実』(マリー・カーペンター著、黒沢令子翻訳/白揚社)
全日本コーヒー協会ウェブサイト

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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